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コロナの時代の「アマゾネス」

 コロナ禍の中、家に引きこもりながら官能小説を書いたり(過去記事参照)、エロ映画(『インモラル・エディプス』『夜明けのマルジュ』)を観たり、読み始めた小説が「ただのエロ小説じゃねぇか、この野郎!」ってな内容だったりと・・・要するに、四六時中、エロい事ばかり考えていたら、いよいよ鬱で死にそうになったので、塗りかけのフィギュアをいじって完成させましたよ。

コロナの時代の「アマゾネス」_a0193363_15561450.jpg
キット:
 Hobby Product 28mm「MetalMagic:C1025h Amazon w. Spear & Shield」
塗料:
 水性アクリルカラー各種



 今は亡き(無き?)フィギュアメーカーであるHobby Product社(西ドイツ)、同社のファンタジー・フィギュアのブランドである"Metal Magic"から1989年にリリースされた一体で、原型師はJosef Ochmann氏

・・・という事まで、「Lost minis wiki」の記事(参照)で分かってしまいます。便利ですねぇ。
 このAmazonのシリーズは8体(参照)あり、このフィギュアは比較的おとなしめのデザインなのが分かります。Josef Ochmann先生のフィギュアとしても、少し華奢な感じで、顔立ちも端正です。
コロナの時代の「アマゾネス」_a0193363_15562425.jpg
 何故、このフィギュアをわざわざ塗ったかといいますと・・・偶々、私の古いメタルフィギュア・コレクションBOXの中に転がっていて、人から譲ってもらった時点で既にパッケージも無ければ、(Hobby Product社にしては珍しく)フィギュアの右腕が別パーツだったので外れてしまっていて・・・なんか忍びないなぁ・・・と思い、芯棒を入れて接着してあげ、ついでにサーフェイサーを吹き付け、物の勢いで塗装して仕上げちゃった・・・という事です。
 ほら、良くあるじゃ無いですか、一寸寂しそうにしている女の子に優しくして何となくSEXしちゃったら、そのまま一緒に暮らしてしまい、気づいたら結婚して子供もいた・・・みたいな話・・・私は経験した事無いけど。
 そういう事です。

 盾の模様は、これまた偶々、太陽フレアの様なモールドが施されていたので、これは何かの縁であろうという事で、コロナ風にしました。水木しげる先生の絵を参考にしました。
 アップにすると、仕上がりが汚いなぁ・・・。
コロナの時代の「アマゾネス」_a0193363_18144716.jpg
 ちなみに、鼻ピアスをしている様に仕上げましたが、そういうモールドがあった訳ではありません。
 メタルフィギュアあるある話ですが、顔の左右に歪みというかズレがありまして、特に小鼻の大きさが左右で違ったんですね。削って調整すれば良かったのですが、塗り始めてから気が付いたので、塗装で誤魔化した次第です。


 単体だと大きさが伝わらないと思うので、五円玉(直径22mm)と並べてみました。
 土台も入れると全高30mm(除く槍の柄)。フィギュアだけだと28mm。
コロナの時代の「アマゾネス」_a0193363_18182968.jpg
 Citadel社が掟破りの大きさにして以来、28mmが標準で、時には30mmを超えてくる現在のフィギュアに見慣れていると、少し小ぶりに感じるかも知れませんが、この時代のメタルフィギュアは大抵25mmの大きさでしたので、当時としては決して小ぶりではないです。思えば、80年代末期あたりから、この手のフィギュアが大型化していった気がしますね。
 当時、仲間内では人気がありませんでしたが、私はJosef Ochmann先生が作るヨーロッパらしいデザインのHobby Product社製フィギュアが大好きでした。




Commented by hn-nh3 at 2020-05-24 18:40
五円玉と比べるとその小ささが..  これをスケールアウトしないように綺麗に塗り分けるのは至難の技ですね。
2.5次元的な造形なのか、正面からの顔は型ズレがあってなんとも味のある表情に!

前記事コメですが、エロ映画にはコメントしにくいですねー(笑)私もこれ見ました、あのシーンはいいですよねーとか、なんというか穴兄弟(下品な表現でごめんなさい)みたいな共有感覚も憚られるしで。

イタリアの文芸映画の雰囲気って、ヴィスコンティの映画もそうした風土からうまれたんだなと改めて思いました。
Commented by redsoldiers at 2020-05-25 23:48
このメタルフィギュアあるあるの型ズレは、ゴム型のせいなんですかねぇ・・・。パーティングラインなんて可愛い物じゃなくて、断層!?ってな状態のズレも在りますし、モールドがつぶれてしまっている事も。
ハズレを買わない様に、ブリスターパックの商品は必死でパッケージ越しにチェックして買ったんですが(それでも開けてビックリな事も多々・・・)、ボックスセットだと運命のダイスに総てを委ねるので、もう開けるまでドキドキでした。
(ノД`)

この手のフィギュアは愛好家が多いので、メーカーが倒産しても別のメーカーが再販する事もあり、ありがたいです。
(逆にold Citadelは再販されないなぁ・・・)
このホビープロダクツのフィギュアも、メーカーを転々としながら一部再販されているらしいのですが、保存されて転々としているのが原型なのか、ゴム型なのかは謎です。


エロ映画は・・・(苦笑)。
エロ表現って、地域、社会だけでなくて時代によっても育まれる一過性の表現なので、その一瞬の美(?)を捉えて記録している文学や映画は尊いなぁ・・・と思います。

穴兄妹!?
(@_@) ナルホド!
by redsoldiers | 2020-05-19 15:01 | ミニチュアフィギュア | Comments(2)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


by redsoldiers
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