第27回 クルムバッハ・ドイツ&国際錫人形フェア(5) タウンホール
2019年 09月 09日
今回のフェアではテントが新しくなり・・・などと、多くの変化について述べましたが、変わらないのがテントの正面に建つ市のタウンホール。
ここはモデラーズ倶楽部やコレクターズ倶楽部のブースが並び、建物内のホールでは「国際フィギュア&ディオラマ・コンペティション」が開催されています。
入り口をくぐると、早速左手にはライプチッヒのフィギュアクラブ「Zinnfigurenfreunde Leipzig e.V.」の姿が。
タウンホールのロビーに居並ぶ各倶楽部ブース。
ガラス張りの向こうには、テントが見えますね。
この後、窓際のブースの人たちは、手近の布をガラスにテープで留めて日よけを作っていました。
こちらは反対側のブース。居心地良さそう。
一番奥のテーブルが「Klio(Deutsche Gesellschaft der Freunde und Sammler kulturhistorischer Zinnfiguren e. V.)」の本部ブース。「Klio 」は1924年に設立されたドイツのフィギュア愛好家の団体で、地域やテーマごとに分かれた倶楽部やサークルが加盟している様です。
一番手前はKlio加盟倶楽部の一つ「AG Fantasy」で、ファンタジーやSFのフィギュア愛好家のグループ。
こちらは「AGMF(Arbeitsgemeinschaft Modellbau & Figuren)」のブース。
前回紹介したペインターのSuzanne Piédavent Zahajko女史も、この倶楽部のメンバーですね。
これは1/72スケールの諸作品。
こういうミニスケールのビネットを作るセンスは、さすがヨーロッパのモデラーという感じがします。
こちらは自分たちの姿(?)をシャドーボックスに仕立てた作品。
下のキットは、会場のホビーショップのブースで、中古キットとして偶然に見つけた物。
「東フランスのフィギュア人(?)とコレクターの協会:L'Association des Figurinistes et Collectionneurs de Figurines de l'Est de la France (A.F.C.F.E.F.)」のメンバーである原型師Denis Huré氏のブース。
三十年戦争の戦いの一つで、侵攻したスペイン軍をフランス軍が打ち破ったロクロワの戦い(Bataille de Rocroi : 1643)のフィギュアを、毎年黙々と作り続けています。
柱沿いに(おそらく「A.F.C.F.E.F.」の作品だと思いますが)フラットフィギュアを使ったシャドーボックス作品が展示してありました。
フィギュアの塗装もさることながら、飾り方もお洒落だよなぁ・・・。
私は言葉が分からないので、このフロアの趣旨が今ひとつ理解できないのですが、倶楽部またはメンバーの作品やコレクションを売ったり、自分たちの活動を宣伝したりしている様です。おそらく、ここにブースを出している倶楽部が、このクルムバッハのフェアやコンペを支えているのだと思います。
ロビーの奥にはカフェがあります。
サンドウィッチやケーキ、飲み物・・・そして勿論、ビールにソーセージ・・・といった軽食がとれる様になっています。会場の周りにはカフェやレストラン、屋台もあるのですが、ここが手軽で一番おいしいかも・・・。
さてさて、一通り、フェアの様子を紹介しました。
気になったメーカーやコンペの様子などは、折を見て、ボチボチと紹介できればと思っています。
(画像はクリックするとピクセル等倍表示されます)
by redsoldiers
| 2019-09-09 12:14
| レポート(模型関連)
|
Comments(0)