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女王と囚われ人(Mistress & Slave)

 ティム・リチャーズ(Tim Richards)御大が原型を手がけた往年のPhenix社54mmフィギュア「Queen Kharina with two hounds」「Crouching captive Thorean」からの二体を組み合わせて、一つの作品としました。
 単体では既にBlogで紹介済みですが、元々、組み合わせて作品化する予定で制作しました。

女王と囚われ人(Mistress & Slave)_a0193363_13045668.jpg
キット:
 Phenix 54mm "The Lost World of Atlantis"「A11:Queen Kharina with two hounds 」
 Phenix 54mm "The Lost World of Atlantis"シリーズ「A4:Crouching captive Thorean」
塗装:
 水性アクリルカラー各種


 最近あまり肌色を塗っていないなぁ・・・という事で、肌の露出が多く、尚かつ塗りやすいフィギュアで肌の塗装表現を練習したいと思い、この二体を選んで制作しました。
 当初はKharina(ハリーナ?)女王様だけで仕上げる予定でしたが、今ひとつ作品としてパンチが足らんぞ・・・と思い、手持ちのフィギュアを漁っていたら、この「Crouching captive Thorean」が良い感じにフィットしたので合わせてビネット風にしました。
 当初はBDSMちっくに塗ろうと思ったのですが、下品になるのでやめました。下品はいかんね、下品は。

 写真では照明とレンズのボケ味でごまかせていますが、それぞれのフィギュアを別々に塗って仕上げた為、合わせてみたら作風がちぐはぐになってしまいました。
 女王様の方は、面相筆で仕上げた為に筆目が目立ち、肌艶を良く見せたくてハイライトを強めに入れた事から、ピキッとした仕上がりになっています。一寸荒いかも。
 一方で、虜囚の辱めを受けている全裸中年男性の方は、平筆で仕上げた為と、肌の色が白い事や筋肉が大きく広い事もあってコントラストは弱く、フワッとした仕上がりになっています。


(クリックするとピクセル等倍表示されます)
女王と囚われ人(Mistress & Slave)_a0193363_23123337.jpg
女王と囚われ人(Mistress & Slave)_a0193363_13054494.jpg
 制作過程は各制作記録に記しましたが、いつもとは肌の塗り方を変えてみました。黒立ち上げに近い、一番影になる部分から明るい色へと塗っていく方法です。恐らくこちらの方が世の中のスタンダードかも知れません。
 効率的でしたし(それは以前に試した時も思いました。過去記事)、面白い表現も出来ましたが・・・インパクトはあるけれど、色が沈んで発色が悪くなる恐れがあるなぁ・・・とも感じました。



 単体完成品
 Phenix 54mm「Queen Kharina with two hounds 」(3)
 Phenix 54mm「Crouching captive Thorean」(3)

 制作記録
 Phenix 54mm「Queen Kharina with two hounds 」(2)
 Phenix 54mm「Crouching captive Thorean」(2)

 キットレビュー
 Phenix 54mm「Queen Kharina with two hounds 」(1)
 Phenix 54mm「Crouching captive Thorean」(1)



by redsoldiers | 2019-03-14 21:17 | その他フィギュア | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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