Phenix 54mm「Queen Kharina with two hounds 」(2)
2019年 02月 08日
Phenix社の54mm「Queen Kharina with two hounds 」を塗ります。
制作記事にまとめると一瞬ですが、年末からダラダラと塗っていて、途中、モチベーションが切れてしばらく放置していたり、大掃除の為に片付けてしまったりと、二ヶ月近く掛かっております。模型って表現行為だから、心身共に充実していないと筆が動かないんですよね。
今回は非常に出来の良いフィギュアなので、なるべく造形の良さを行かした塗装をしたいなぁ・・・という点と、少しは物体の持つ色のリアルさだけではなく、光の風合いや色彩も考慮に入れた塗装がしたいなぁ・・・という2点に留意しました。
フィギュアの凹凸を明確にしたいので、薄めた黒に近い焦茶色でウォッシング。墨入れや、一番影になる部分の塗装も兼ねてしまいます。塗装方法としては黒立ち上げに近いですね。
先ずは目を描き込み、より微妙な立体を明確にする事を意識しながら、一番暗い肌色をウォッシングの要領で塗りました。
先ほどの工程と同じように、もう一段明るくした色を薄めて塗装。下塗りは、こんなもんかな。
下地の色を残す様にベースカラーを塗装。
細かな装飾品の塗装は別として、肌や服の塗装は、この段階までは斜平筆で行っています。
立体を意識しながら、明るめの色を塗り重ねていきます。
普段は斜平筆などでグラデーションをかけるのですが、今回は面相筆を使いました。面相筆は線を引いていく塗り方になるので、メリハリの利いた仕上がりになる反面、どうしても細かな筆目が出てしまいます。
この段階で、はみ出した部分を修正したり、更に影色を加えたりしています。
髪の毛の塗装も、この段階で始めています。
更に、肌に薄めた赤や青系の色を染める様に散らして、血流を感じさせる演出を施します・・・が、写真では分からないですね(汗)。
顔にメイクを施し、ネイルを塗り、宝飾にも塗装を加えています。メイクは難しいのですが、特に難しいのは眉を描く作業。フィギュアに限らず眉骨の凹凸に沿って描けば良いというものでは無く、時に強引さと、同時に協調性が必要とされます(なんのこっちゃ)。色々な時代や人種の女優/モデルさんの写真を閲覧したのですが、一番参考になったのは、夏木マリ。
最後に、ハイライツをいつもより強めに入れました。
肌が輝いている様な効果を与えるのですが、それって逆に言えば白飛びしているという事なので、物本来が持つ色彩が消えてしまうのが悩ましい。光の演出と生っぽさの両立は難しいので、その間でバランスを取るのがセンスや技術なんだろうなぁ・・・。
因みに、フィギュアには1.5mmの真鍮線を挿して、金属用のエポキシ接着材で固定し、ピンバイスをかませて持ち手にしています。置く時は、適当なマグカップに挿して立てかけています。
制作記事にまとめると一瞬ですが、年末からダラダラと塗っていて、途中、モチベーションが切れてしばらく放置していたり、大掃除の為に片付けてしまったりと、二ヶ月近く掛かっております。模型って表現行為だから、心身共に充実していないと筆が動かないんですよね。
今回は非常に出来の良いフィギュアなので、なるべく造形の良さを行かした塗装をしたいなぁ・・・という点と、少しは物体の持つ色のリアルさだけではなく、光の風合いや色彩も考慮に入れた塗装がしたいなぁ・・・という2点に留意しました。
フィギュアの凹凸を明確にしたいので、薄めた黒に近い焦茶色でウォッシング。墨入れや、一番影になる部分の塗装も兼ねてしまいます。塗装方法としては黒立ち上げに近いですね。
先ずは目を描き込み、より微妙な立体を明確にする事を意識しながら、一番暗い肌色をウォッシングの要領で塗りました。
先ほどの工程と同じように、もう一段明るくした色を薄めて塗装。下塗りは、こんなもんかな。
下地の色を残す様にベースカラーを塗装。
細かな装飾品の塗装は別として、肌や服の塗装は、この段階までは斜平筆で行っています。
立体を意識しながら、明るめの色を塗り重ねていきます。
普段は斜平筆などでグラデーションをかけるのですが、今回は面相筆を使いました。面相筆は線を引いていく塗り方になるので、メリハリの利いた仕上がりになる反面、どうしても細かな筆目が出てしまいます。
この段階で、はみ出した部分を修正したり、更に影色を加えたりしています。
髪の毛の塗装も、この段階で始めています。
更に、肌に薄めた赤や青系の色を染める様に散らして、血流を感じさせる演出を施します・・・が、写真では分からないですね(汗)。
顔にメイクを施し、ネイルを塗り、宝飾にも塗装を加えています。メイクは難しいのですが、特に難しいのは眉を描く作業。フィギュアに限らず眉骨の凹凸に沿って描けば良いというものでは無く、時に強引さと、同時に協調性が必要とされます(なんのこっちゃ)。色々な時代や人種の女優/モデルさんの写真を閲覧したのですが、一番参考になったのは、夏木マリ。
最後に、ハイライツをいつもより強めに入れました。
肌が輝いている様な効果を与えるのですが、それって逆に言えば白飛びしているという事なので、物本来が持つ色彩が消えてしまうのが悩ましい。光の演出と生っぽさの両立は難しいので、その間でバランスを取るのがセンスや技術なんだろうなぁ・・・。
因みに、フィギュアには1.5mmの真鍮線を挿して、金属用のエポキシ接着材で固定し、ピンバイスをかませて持ち手にしています。置く時は、適当なマグカップに挿して立てかけています。
by redsoldiers
| 2019-02-08 09:50
| フィギュア製作
|
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