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『パディントン2』

 先日、フッと映画を観たいなぁ・・・と思い、何の気なしに地元の映画館に足を運びました。上演中の作品から選んだのは『パディントン2』。
 家族向け映画なのに、18歳以上じゃなきゃ入れないレイトショーってどういう事?と思った通り、大スクリーンに観客5名という超贅沢なホームシアター状態でした。




『パディントン2』
(原題:Paddington 2 イギリス・フランス 2017年)

 監督/ポール・キング(Paul King )
 脚本/ポール・キング
    サイモン・ファーナビー(Simon Farnaby)
 制作/デヴィット・ハイマン(David Heyman)
 原作/マイケル・ボンド(Michael Bond)
 
 出演/(声)ベン・ウィシュー(Ben Whishaw)
    ヒュー・グラント(Hugh Grant)
    ヒュー・ボネヴィル(Hugh Bonneville)
    サリー・ホーキンス(Sally Hawkins)
    ジュリー・ウォルターズ(Julie Walters)
    ブレンダン・グリーソン(Brendan Gleeson)
   

 ペルーのジャングルからロンドンにやって来てた小熊のパディントン。親切なブラウン家に居候し、その紳士的な振る舞いで皆に愛される毎日。
 ある日、素敵な飛び出す絵本を、アンティークショップで見付けたパディントン。大好きなルーシー叔母さんの百歳の誕生日のプレゼントに・・・と考えた彼は、絵本を買う為のお金を貯めるべくアルバイトを始めるのだが・・・その絵本にはある秘密が・・・。


 前作は公開時に見逃してしまい未見だった上に、原作も読んだことが無いので話について行けるかな・・・と思ったけど、全然問題なし!
 内容はもう本当に素晴らしくって、芸達者なベテラン俳優達がのびのびと演技しているし、CGの使い方も素敵だし、ギャグ一つとってもチャンと伏線が張ってあったりと、良く出来ている。善良なイギリス人と模範的な移民の話といったテーマが底辺に流れているんだろうけども、説教臭さや偽善性は皆無で、悪役や罪人ですら良い人というおとぎ話だけれども、嫌みや甘ったるさが鼻につく事も無い。ガラガラのハズの映画館が笑いに包まれたかと思うと、シーンと静まりかえって皆が涙を潤ませる。笑いあり、涙ありって、こういう作品をいうんだな・・・。
 同じく児童文学を映画化した『長くつ下のピッピ(Pippi Långstrump/1969年 スウェーデン・西ドイツ)』とか、『大どろぼうホッツェンプロッツ(Der Räuber Hotzenplotz/1974年 西ドイツ)』を、僕らは子供の頃に観て夢中になったけど、今の子供達には『パディントン』があるよ!と言って上げたいな。
 勿論大人も含めて、万人にお勧め!

 僕の中では、この半年ぐらいに観た映画の中ではベスト!

 

 p.s.
 因みに、『パディントン2』を観て間もなく、サリー・ホーキンスが主演を勤めた『シェイプ・オブ・ウォーター(The shape of water/2017年 アメリカ)』を観たので、「ああ!ブラウン夫人!?ブラウン夫人がそんな事をするなんて!」という気分になりました・・・。
 (°m°;)
 

by redsoldiers | 2018-03-10 13:31 | 映画 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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