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ソ連軍兵舎のストゥール

 8月にタミヤのUEトラクターをいじっている記事(車体フィギュア)を書いて以来、ほぼほぼ模型制作に関する記事が絶えておりました。
 いやぁ~、UEトラクターを形にした迄は良かったのですが、かじった程度のフランス語の知識で資料を必死に訳して調べてみたら、付属フィギュアの軍装考証が雑な上に造形的にも品質が劣悪で、悩んだ末、箱にしまって押入に封印しました。
 (`Д´)ノ ~┻━┻ コンナモノ ツクレルカ!

 悶々とした気分の中、最近出た出来の良いフィギュアキットをいじっている内に、このフィギュアを改造して、1980年代ソ連軍の営内の生活を再現してみたいな・・・というアイディアが浮かび、作業を始めました。先ずは営内の写った写真をパラパラと眺めてレイアウトを考え、続いてセットとして必要な軍用家具の資料を調べ、それから再現工作に四苦八苦(なにぶん慣れないので、素材や工具を試行錯誤)・・・していたら、あっという間に二ヶ月近く経っていました。


 今回、制作をしようと思った軍用家具は、陸軍組立式ベッド(Кровать армейская разборная)とストゥール(табурет)
 先ずは、ストゥールについて。

 この背もたれの無い小さな椅子は、通常はベッドの足元に並べられ、就寝時には起床に際して素早く身に付ける軍装を載せ、脇に靴が置かれます。普段の兵営生活に於いても、日常的な腰掛けとして用いられる家具です。
 写真を眺めてみると、大体の大きさは一律ながら、素材や色、構造など、多くの種類がある様ですが、再現を試みたのは、1980年代の写真集やドキュメンタリーに良く写っている、ニス塗りの木製ストゥールです。

 ネットで探してみましたが、仕様書を見つける事が出来なかった為、現在、ロシアやウクライナの軍用家具販売サイトの情報を参考に大体の大きさを割り出し、写真資料を参考に再現を試みました。
 現在、ロシア軍で使われているという製品の一つに「天板:385x350mm 高さ450mm」という寸法が書かれていたので、これを元に1/35に縮尺。エバーグリンのプラ材をMicro-Mark社のChop-It(紹介記事)でカットして、部品を製作しました。
ソ連軍兵舎のストゥール_a0193363_16522679.jpg
 (右上から時計回りに)「:1.5mm角棒・長さ12mm x4」「天板:幅20mm・厚さ0.75mm・長さ11mm x5」「横木(長さ6mm):上部・幅20mm・厚さ1mm x2/下部・1mm角棒 x2」「横木(長さ7mm):上部・幅20mm・厚さ1mm x2/下部・1mm角棒 x2」
 上の物は試作品のストゥール。


 両面テープで作業用マットに固定した物差しと差し金を治具に、切り出したパーツを組み立てて行きます。
 角度や直線をキッチリ合わせて切り出したり、組み立てたりする作業は苦手で、こういう作業をビシッと決めてくるモデラーは素直に感服。凄いなぁ・・・どうやってるんだろう?
ソ連軍兵舎のストゥール_a0193363_16523973.jpg
ソ連軍兵舎のストゥール_a0193363_16524807.jpg

 脚と横木を組み合わせて土台を造った後に、天板を載せて組立終了。
 Chop-Itの紹介記事でも触れましたが、左が定規とカッターで切り出した部品で造った物。右がChop-Itで切り出した部品で造った物。右側の方が部品精度が向上しているので、歪みやがたつきが少ないですね。
ソ連軍兵舎のストゥール_a0193363_16530061.jpg

 脚の下半分を削って形を整えて完成。
ソ連軍兵舎のストゥール_a0193363_16530997.jpg

 さぁ、次はベッドです。
 
 

by redsoldiers | 2017-12-16 10:57 | フィギュア製作 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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