かなまら祭り 2015(2) 御神輿わっしょい
2015年 04月 09日
毎年4月の第一日曜日に開催される、川崎若宮神社境内にある金山神社の例大祭「かなまら祭り」に行ってきたよ!・・・というレポート。
常々晴天が続いていた「かなまら祭り」の当日ですが、今年は何故か雨。雨の方が御利益があるという噂もあるようですが。それはそれで嬉しい。
とはいえ妻は、狭い境内にオーバーフロー気味の人出(それでも去年よりは少ないらしい)と冷たい雨にやられて・・・来た事を後悔し始めた様子で、グッタリ。
一方の僕も、宗教色を余り感じられず(というか敬虔な姿勢の無い観光客が多過ぎて)、これじゃ一寸した色物フェスだよな・・・とガッカリ。
そろそろ帰るかな・・・と思い始めた、その時。若宮神社本殿に向かう参道に張られたロープ。神輿が!神輿が帰陣なされた!!
寄せる人並みをかき分け、先払いの巨大な扇子が鳥居をくぐる。
続けて、巫女や稚児といった行列が続き、その後ろから猿田彦(天狗じゃないよ)が・・・。先導役のおつとめ、ご苦労様であります!
鼻と言えば、西のシラノ・ド・ベルジュラック、東の猿田彦・・・格好いい。
トラディッショナルな祭列の後ろから、何やらプレートを掲げたモダンな一行が。
アフリカを中心に続けられている女性器の割礼。
女子のクリトリスや陰唇を切除し、場合によってはヴァギナを縫い閉じてしまうという儀式(地域や部族によって手法に差異がある)で、主に女性から性的快楽を取り去るという目的で行われています。宗教や伝統と結びついているのでやっかいなのですが、性的自由の問題だけでは無く、施術によって障害が残ったり、死に至る事もある健康被害の面でも深刻な問題です。
そんな女性器の割礼(FGM)に反対し、クリトリスの再建手術を施そうというNPO団体だそうです・・・クリトレイド。
神輿の渡御という伝統的宗教デモに、近代的市民社会型デモが加わるというデモの新たな形・・・でも、このNPOを主催している団体ってアメリカに本部がある新宗教団体なんですけど・・・神社的に良いのかしら?
まんこちゃんが登場して「えんやこら!」・・・って、良いのかしら?
「えんやこら!」の英訳が「Here we come !」・・・って、良いのかしら?
そんな行列の後ろから、ついに神輿が登場!!
「かなまら!かなまら!かなまら!」の掛け声と共に勇壮に進んでくるのは、日立造船が世界に誇る造船技術の粋を集めて建造したといわれる「かなまら船神輿」。
黒光りする御神体!
「かなまら!かなまら!かなまら!」
「もっと下がって!危ないから!!下がって!!」
「押すな、こらぁ!もう、下がれねぇんだよ!!」
「きゃー!」
飛び交う怒号と悲鳴!
「かなまら!かなまら!かなまら!」
その後ろからは、浅草の女装クラブ「エリザベス会館」奉納の「エリザベス神輿」が続く。
色つや共に華やかで、目立つ目立つ。観光客からも黄色い声援が。
(お兄さん、ナイス・セルフィ!)
マイクロフォンさん曰く「今日は雨なので、大事な部分に被いをかけています。」との事。
エリザベス神輿独特の「かなまら!デッカいマラ!」の掛け声。
youtubeで昔の画像を見ると威勢の良い掛け声だったのですが、長時間の渡御でお疲れか、雨で体が冷えたのか、既に精の放出をしきったのか・・・はたまた全てなのか・・・「かぁなぁまぁらぁ~ でっかいまぁらぁ~」と、どこかアンニュイで、たおやかな声。妻大喜び。
間近で見ると、結構な迫力。
そしてしんがりを勤めるのは、三基の神輿の中で最も古い歴史を持つ「かなまら大神輿」。
風通しの良い神輿の中には、丸太で出来た大きな姿と、木製の小さな姿の御神体が(何故か)二柱鎮座し、正面には小さな鳥居というデザイン。
大神輿と良いながら、三基の中では一番小さく地味な神輿・・・でありながら、味わい深くて実に良い!三基三様で、どの神輿も魅力的ながら、実際に目にして今回一番感動したのが、この神輿。眼福です。
やがて三基の神輿が本殿前に到着すると、いよいよ神輿から神様に降りて頂く儀式が始まります。
人垣で、全然見えなかったけどね~。
木遣をひねる声と、一本締めの音で、祀りは終了。
みなさん、お疲れ様でした!また来年!
いやぁ、初めは少しガッカリしたなんて書きましたが、神輿に大興奮!やっぱり素晴らしかった「かなまら祭り」。
社務所で御守りを頂き、露天で土産物を買い、興奮冷めやらぬ体を雨に濡らしながら、幼稚園のステージで演奏するロカビリー(?)バンドと天狗面姿のオーディエンスを横目に、境内を後にしました。
来年は、御朱印帳を持ってこよう!
(つづくよ)
常々晴天が続いていた「かなまら祭り」の当日ですが、今年は何故か雨。雨の方が御利益があるという噂もあるようですが。それはそれで嬉しい。
とはいえ妻は、狭い境内にオーバーフロー気味の人出(それでも去年よりは少ないらしい)と冷たい雨にやられて・・・来た事を後悔し始めた様子で、グッタリ。
一方の僕も、宗教色を余り感じられず(というか敬虔な姿勢の無い観光客が多過ぎて)、これじゃ一寸した色物フェスだよな・・・とガッカリ。
そろそろ帰るかな・・・と思い始めた、その時。若宮神社本殿に向かう参道に張られたロープ。神輿が!神輿が帰陣なされた!!
寄せる人並みをかき分け、先払いの巨大な扇子が鳥居をくぐる。
続けて、巫女や稚児といった行列が続き、その後ろから猿田彦(天狗じゃないよ)が・・・。先導役のおつとめ、ご苦労様であります!
鼻と言えば、西のシラノ・ド・ベルジュラック、東の猿田彦・・・格好いい。
トラディッショナルな祭列の後ろから、何やらプレートを掲げたモダンな一行が。
アフリカを中心に続けられている女性器の割礼。
女子のクリトリスや陰唇を切除し、場合によってはヴァギナを縫い閉じてしまうという儀式(地域や部族によって手法に差異がある)で、主に女性から性的快楽を取り去るという目的で行われています。宗教や伝統と結びついているのでやっかいなのですが、性的自由の問題だけでは無く、施術によって障害が残ったり、死に至る事もある健康被害の面でも深刻な問題です。
そんな女性器の割礼(FGM)に反対し、クリトリスの再建手術を施そうというNPO団体だそうです・・・クリトレイド。
神輿の渡御という伝統的宗教デモに、近代的市民社会型デモが加わるというデモの新たな形・・・でも、このNPOを主催している団体ってアメリカに本部がある新宗教団体なんですけど・・・神社的に良いのかしら?
まんこちゃんが登場して「えんやこら!」・・・って、良いのかしら?
「えんやこら!」の英訳が「Here we come !」・・・って、良いのかしら?
そんな行列の後ろから、ついに神輿が登場!!
「かなまら!かなまら!かなまら!」の掛け声と共に勇壮に進んでくるのは、日立造船が世界に誇る造船技術の粋を集めて建造したといわれる「かなまら船神輿」。
黒光りする御神体!
「かなまら!かなまら!かなまら!」
「もっと下がって!危ないから!!下がって!!」
「押すな、こらぁ!もう、下がれねぇんだよ!!」
「きゃー!」
飛び交う怒号と悲鳴!
「かなまら!かなまら!かなまら!」
その後ろからは、浅草の女装クラブ「エリザベス会館」奉納の「エリザベス神輿」が続く。
色つや共に華やかで、目立つ目立つ。観光客からも黄色い声援が。
(お兄さん、ナイス・セルフィ!)
マイクロフォンさん曰く「今日は雨なので、大事な部分に被いをかけています。」との事。
エリザベス神輿独特の「かなまら!デッカいマラ!」の掛け声。
youtubeで昔の画像を見ると威勢の良い掛け声だったのですが、長時間の渡御でお疲れか、雨で体が冷えたのか、既に精の放出をしきったのか・・・はたまた全てなのか・・・「かぁなぁまぁらぁ~ でっかいまぁらぁ~」と、どこかアンニュイで、たおやかな声。妻大喜び。
間近で見ると、結構な迫力。
そしてしんがりを勤めるのは、三基の神輿の中で最も古い歴史を持つ「かなまら大神輿」。
風通しの良い神輿の中には、丸太で出来た大きな姿と、木製の小さな姿の御神体が(何故か)二柱鎮座し、正面には小さな鳥居というデザイン。
大神輿と良いながら、三基の中では一番小さく地味な神輿・・・でありながら、味わい深くて実に良い!三基三様で、どの神輿も魅力的ながら、実際に目にして今回一番感動したのが、この神輿。眼福です。
やがて三基の神輿が本殿前に到着すると、いよいよ神輿から神様に降りて頂く儀式が始まります。
人垣で、全然見えなかったけどね~。
木遣をひねる声と、一本締めの音で、祀りは終了。
みなさん、お疲れ様でした!また来年!
いやぁ、初めは少しガッカリしたなんて書きましたが、神輿に大興奮!やっぱり素晴らしかった「かなまら祭り」。
社務所で御守りを頂き、露天で土産物を買い、興奮冷めやらぬ体を雨に濡らしながら、幼稚園のステージで演奏するロカビリー(?)バンドと天狗面姿のオーディエンスを横目に、境内を後にしました。
来年は、御朱印帳を持ってこよう!
(つづくよ)
by redsoldiers
| 2015-04-09 18:19
| レポート(非模型)
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