飾り台(3)
2013年 10月 19日
以前、飾り台の製作記事には、「アガチス(西洋カツラ)」の飾り台に、「カツラ」の角材(45mm角)を半分に切った物を接着して用いている旨を書きました。
ところがギッチョンチョン、ここ最近ではカツラの45mm角材が手に入らなく成ってしまいました。
私の身の回りで、カツラの45mm角材を扱っていたのは東急ハンズくらいだったのですが、曰く仕入れ業者のカタログから落ちてしまったそうです。残念。カツラ自体が希少な木材に成りつつあるらしい・・・というニュースを目にしたので、そういう理由が在るのかも知れません。黒檀の45mm角材をフィギュアの飾り台に用いていた方も多かったのですが、こちらは随分以前に売り場から消えていました(40mm角は、まだ見かけますが)。有り触れていると思っていた木材が、ある日突然、手に入らなくなるという事は、これから増えていくのかも知れませんね・・・。
まぁ、嘆いていても仕方がないので、カツラに代わる木材を探さねばなりません。
東急ハンズで扱っている45mm角材自体が少なくなりつつあるのですが、それでも売り場に常時ならんでいるの木材の内、これなら良いかな・・・と選んだのが「朴」。
朴はヤニが少ないので刀の鞘といった拵の材料に使われるイメージしか無いのですが、目が細かく滑らかで加工もし易い反面、一寸飾り台には柔らか過ぎるかな・・・という、不安がよぎります。
物は試し・・・。
左がアガチスの台座に「朴」の角材、右がアガチスの台座に「カツラ」の角材。
画像ではカツラの色味が赤っぽく写っていますが、実際にはアガチスとの差異は余り感じません。
逆に、朴の色は緑灰色っぽい感じで、アガチスとの差異を感じます。
それでも、まぁ、濃い色の染色材やニスで塗ってしまうと、ほとんど違いは分かりません。薄い色での着色でも、恐らくアガチスとの差異は感じなさそうです。
左・アガチスの台座に「朴」の角材/右・アガチスの台座に「カツラ」の角材
(白木とニス塗りのサンプルは、それぞれ材質が同じ別物です)
強度の問題も、被膜の強いニスを塗れば凹みやキズは出来なさそうで、逆にそうなれば柔らかく目の細かい木質故に、下地が滑らかで奇麗に仕上がります。
とりあえず、カツラの代用品としては、朴でいけそうですね。良かった良かった。
飾り台(1)
飾り台(2)
ところがギッチョンチョン、ここ最近ではカツラの45mm角材が手に入らなく成ってしまいました。
私の身の回りで、カツラの45mm角材を扱っていたのは東急ハンズくらいだったのですが、曰く仕入れ業者のカタログから落ちてしまったそうです。残念。カツラ自体が希少な木材に成りつつあるらしい・・・というニュースを目にしたので、そういう理由が在るのかも知れません。黒檀の45mm角材をフィギュアの飾り台に用いていた方も多かったのですが、こちらは随分以前に売り場から消えていました(40mm角は、まだ見かけますが)。有り触れていると思っていた木材が、ある日突然、手に入らなくなるという事は、これから増えていくのかも知れませんね・・・。
まぁ、嘆いていても仕方がないので、カツラに代わる木材を探さねばなりません。
東急ハンズで扱っている45mm角材自体が少なくなりつつあるのですが、それでも売り場に常時ならんでいるの木材の内、これなら良いかな・・・と選んだのが「朴」。
朴はヤニが少ないので刀の鞘といった拵の材料に使われるイメージしか無いのですが、目が細かく滑らかで加工もし易い反面、一寸飾り台には柔らか過ぎるかな・・・という、不安がよぎります。
物は試し・・・。
左がアガチスの台座に「朴」の角材、右がアガチスの台座に「カツラ」の角材。
画像ではカツラの色味が赤っぽく写っていますが、実際にはアガチスとの差異は余り感じません。
逆に、朴の色は緑灰色っぽい感じで、アガチスとの差異を感じます。
それでも、まぁ、濃い色の染色材やニスで塗ってしまうと、ほとんど違いは分かりません。薄い色での着色でも、恐らくアガチスとの差異は感じなさそうです。
左・アガチスの台座に「朴」の角材/右・アガチスの台座に「カツラ」の角材
(白木とニス塗りのサンプルは、それぞれ材質が同じ別物です)
強度の問題も、被膜の強いニスを塗れば凹みやキズは出来なさそうで、逆にそうなれば柔らかく目の細かい木質故に、下地が滑らかで奇麗に仕上がります。
とりあえず、カツラの代用品としては、朴でいけそうですね。良かった良かった。
飾り台(1)
飾り台(2)
by redsoldiers
| 2013-10-19 17:23
| 道具/技法
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