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赤いお母さんこと木蘭が別当を務めるサイト
・赤軍博物館別院・模型館 こちらがサイトです。 ・中世歩兵研究所 中世日本の軍装を、歩兵を中心に研究するサイト。 ・中世軍品復元館 中世日本の軍装を模型で再現するサイト。 ・東京フィギュアソサエティ 毎月最終土曜日に都内のカフェで開催されるヒストリカルフィギュア愛好家の集い「TFS」の公式ブログ。 赤いお母さんこと木蘭が、2007年11月から2012年12月まで、例会報告を担当しておりました。 ・リトル・ウォリアーズ 別当・赤いお母さんこと木蘭が所属するクラブの公式サイトです。 --- ・ミニチュアパーク店長日記 ヒストリカルフィギュア専門店「ミニチュアパーク」オーナーの日記。 アクセス数を伸ばすべく始めたダイエット日記や日々の雑感は、ヒリヒリとして素敵だったのに、最近は”ほっこり”家庭料理ブログと化しつつあります。でも、アクセス数は更に伸びたんですって。 検索
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![]() 『精神(こころ)の声(原題:Духовные голоса)』 以前、『タジキスタン国境要塞』で触れた、アレクサンドル・ソクーロフの映像詩的ドキュメンタリー映画『精神(こころ)の声』。 タジキスタン=アフガニスタン国境を守るロシア国境警備隊前哨基地の日常を、5話構成でダラダラと5時間28分に渡って、アンニュイなBGMと共に垂れ流す狂気の映画である。 第1話は、定点カメラで延々と映し出される雪原と、クラシックの調べと共にソクーロフのナレーションだけ・・・という、ソクーロフ狂には堪らない、普通の映画ファンやミリタリーマニアには別の意味で堪らない38分が続く。 第2話以降は、これまたアンニュイなBGM(武満徹『波の盆』)が流れる中、退色したフィルムの様な彩度の低い不鮮明な画像で、ダラダラと国境警備隊の日常を切り取り、ミリタリーマニアには堪らない、普通の映画ファンには別の意味で堪らない4時間50分が続く・・・。 あくまでもミリタリーマニア、それもソ連軍の軍装に興味のある者の視点で書かせてもらうと、まさに衝撃的な映像の数々であった。 撮影場所は、タジキスタン=アフタニスタン国境を守るロシア国境警備隊・第11国境警備隊(前哨基地)で、撮影時期は1994年6月~1995年1月。 正にその一年前の1993年7月13日には、隣の第12国境警備隊(前哨基地)では、『タジキスタン国境要塞』のモデルとなった戦闘が繰り広げられ、大きな損害を出し、前哨基地を放棄せざるを得ない状況に置かれている。この第11国境警備隊も、『精神の声』の撮影後、全滅に近い損害を出す戦闘を繰り広げたという。 この作品で衝撃的だったのは、在るがママの旧ソ連・ロシア軍の前哨基地の日常がさらけ出されたからである。正にアフガニスタン紛争のソ連軍駐屯地と直結する姿だったのだ。 今でこそ、インターネットで検索すれば、アフガンでのソ連軍兵士の様子を映した写真や記録フィルムを目にする事が出来るが、当時はプロパガンダ的な宣伝フィルムを除いて、なかなか映像を目にする事は難しかったのだ。ビシッと軍服を着込み、色鮮やかな徽章や勲章・バッヂを付けて、規律正しい兵士達が演習や行進を繰り広げる様な・・・そんな映像だ。勿論、そうではない画像も無い訳ではなかったが、絶対量が少なかった。 当然、ソ連崩壊後のチェチェン紛争や中央アジアの内戦の画像も、当時はリアルタイムで報道されてはいたが、兵士の生活や軍装が顕わになる様な画像は、これまた少なかったのだ。 バンダナ代わりに巻かれたオリーブ色の三角巾 AK-74sの折り畳みストックに突っ込まれた防水包帯包と、グルグルと巻かれた止血バンド タンクトップに直接羽織られたKZS迷彩服 KZSやKLMKの端切れで自作されたヘルメットカバー 長靴を切り刻んで自作された編み上げブーツもどき トランクス一枚でブーツを履く機関銃手 今でこそ、ソ連・ロシア軍(特にアフガン駐屯軍)に抱くイメージでも比較的一般的となった服装規定を無視した前線の兵士の姿・・・まるでベトナム戦争の米軍の様な姿を目の当たりにしたのは、この映画が初めてであった。 VHSで日本でもソフト化されたが(5本を別売りにしたらしいが、それでも偉い事売れなかったらしい)、DVD化の足音一つしない。 しかしながら、今は便利な時代でね・・・映画会社(レンフィルム)自らが、ネット上で観られる様にしてくれているんですな。ロシア語が分からなくても全然問題ないから、これで充分かも。 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 ■
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by redsoldiers
| 2011-12-04 19:18
| 映画
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