人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)

 良くビュッフェ形式のランチを利用するインド・パキスタン料理屋さん。店名から、話されている言語から、時々スタッフが店の隅でお祈りを捧げている所から、明らかにパキスタン料理屋なんだけどね。
 いつも昼食時を過ぎて客もまばらな(というか誰もいない)時間に行くのだが、昨日は店にはいると、キッチンの明かりも落ちて薄暗い店内(ついでにコックさんが昼寝中)。しかも珍しく店長さんがお祈りを捧げていた。それでも開店中というのが素敵。店長がお祈りを中断して、おしぼりを持ってきてくれたりするので、(開店中の客なのに)なんだか恐縮してしまう。お祈りを邪魔しない様に、静かにランチを取る私。モグモグ。
 ・・・所で、前から思っているんだけど、メッカの方角って、そっちだっけ?モグモグ。


 ・・・という日々の生活の中、手は動かしております。


 省略された背中のモールドと、兵下士官用ベルトを将校用ベルトに変えるという大手術。
 その前に、綿入ジャケットの規定書のイラストを、改めてスケッチブックに書き起こし、そこに必要な実寸と1/35の縮尺寸法を書き込みます。
(あ、桁を一つ間違えて書き込んでる所があるな・・・)
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_1613288.jpg
 服の寸法は、フィギュアの体型から、サイズ「48-3」としました。

 面倒ではありますが、この作業をすると具体的に形状を把握出来るだけではなく、作業中にスケッチを見るだけで数値を確認できたりするので、効率が上がります。また、細かな見落としに気付く事もままあります。意外と目で見るだけでは、見落とす事も多いのです・・・。


 続いて、このスケッチと縮尺寸法を元に、フィギュアにアタリを付けます。
 ・・・改めて、既存のモールドを計測してみると、「48-3」を元にした1/35縮尺寸法にピッタリと合うんですよね・・・。ここまで正確にリサーチ出来ていて、何故背中側のモールドが不正確なんだろうか・・・。
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_16143229.jpg


 これを元に、縫い目の線を油性ペンで引きます。
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_16154149.jpg


 新たなベルトを巻く位置を、同寸幅にカットしたマスキングテープを使って決めます。
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_16174464.jpg


 そして同様に、服装規定のイラストや、着装例が写っている写真などを観ながら、ストラップの位置も決めていきます。
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_16183959.jpg


 後はヤスリや彫刻刀を使って、ベルトが来る部分や変更が必要な部分を、(後からパテを盛って修正するので)少し余裕を持ってゴリゴリと削ります。
Minimanfactory「Soviet Guardian with Dog」(5)_a0193363_16224010.jpg

 下半身もパーティングラインを削る時に、一緒に不自然なモールド等を削っているので、モールドの原型がほとんど残っていない気がするんですけどね・・・せっかくのレジンキットなのに。
by redsoldiers | 2011-11-17 16:33 | フィギュア製作 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


by redsoldiers
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31