カテゴリ
全体 軍装 ミリタリーフィギュア ヒストリカルフィギュア その他フィギュア ミニチュアフィギュア フィギュア製作 キットレビュー AFV模型 AFV模型製作 道具/技法 模型論考 映画 音楽 書籍 アナログゲーム フィギュア四方山話 レポート(模型関連) レポート(非模型) 世界のブタさん センチメンタルサーカス 未分類 フォロー中のブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
Link
赤いお母さんこと木蘭が別当を務めるサイト
・赤軍博物館別院・模型館 こちらがサイトです。 ・中世歩兵研究所 中世日本の軍装を、歩兵を中心に研究するサイト。 ・中世軍品復元館 中世日本の軍装を模型で再現するサイト。 ・東京フィギュアソサエティ 毎月最終土曜日に都内のカフェで開催されるヒストリカルフィギュア愛好家の集い「TFS」の公式ブログ。 赤いお母さんこと木蘭が、2007年11月から2012年12月まで、例会報告を担当しておりました。 ・リトル・ウォリアーズ 別当・赤いお母さんこと木蘭が所属するクラブの公式サイトです。 --- ・ミニチュアパーク店長日記 ヒストリカルフィギュア専門店「ミニチュアパーク」オーナーの日記。 アクセス数を伸ばすべく始めたダイエット日記や日々の雑感は、ヒリヒリとして素敵だったのに、最近は”ほっこり”家庭料理ブログと化しつつあります。でも、アクセス数は更に伸びたんですって。 検索
タグ
以前の記事
2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 ファン
ブログジャンル
|
ティム・リチャーズ(Tim Richards)御大が原型を手がけた、往年のPhenix社54mmフィギュアを塗りました。
リチャーズ先生のフィギュアは、「 A21:African Emissary(過去記事)」、「G10:Seated flautist with chair(過去記事)」に続いて3体目です。大変に出来の良い造形で、メリハリもあり、気持ちよく塗装が出来ました。時々、指に湯が廻っていなくて、おお!?ってなる事もありますが。 ![]() Phenix 54mm "The Lost World of Atlantis"「A11:Queen Kharina with two hounds 」 塗装: 水性アクリルカラー各種 今回はメリハリがあって見事な凹凸の造形が施されたフィギュアなので、少し肌艶といいますか、光の反射を意識して塗装してみました。制作記事でも書きましたが、光の白い反射を強調すると艶感は出るのですが、それは物体の色彩が白飛びしているという事でもあるので、質感が失われる側面もあると思います。やり過ぎると見た目のインパクトは強くなっても、手にとって眺めると、立体感が乏しい平面的なフィギュアになってしまう危険性も高いですね(だまし絵を別の角度から見る様な感じ?)。 質感重視で塗ってきたものですから、光線を意識した塗装って難しいですね・・・やり過ぎたなぁと思ったら修正し、修正したら代わり映えしないなぁとハイライツを入れ、入れたら入れたでやり過ぎたなぁと修正し・・・を繰り返していたら、色が濁りました(涙)。 (画像をクリックするとピクセル等倍表示されます) ![]() ![]() キットレビュー 「Queen Kharina with two hounds 」(1) 塗装工程 「Queen Kharina with two hounds 」(2) #
by redsoldiers
| 2019-02-10 13:14
| その他フィギュア
|
Comments(0)
Phenix社の54mm「Queen Kharina with two hounds 」を塗ります。
制作記事にまとめると一瞬ですが、年末からダラダラと塗っていて、途中、モチベーションが切れてしばらく放置していたり、大掃除の為に片付けてしまったりと、二ヶ月近く掛かっております。模型って表現行為だから、心身共に充実していないと筆が動かないんですよね。 今回は非常に出来の良いフィギュアなので、なるべく造形の良さを行かした塗装をしたいなぁ・・・という点と、少しは物体の持つ色のリアルさだけではなく、光の風合いや色彩も考慮に入れた塗装がしたいなぁ・・・という2点に留意しました。 フィギュアの凹凸を明確にしたいので、薄めた黒に近い焦茶色でウォッシング。墨入れや、一番影になる部分の塗装も兼ねてしまいます。塗装方法としては黒立ち上げに近いですね。 ![]() 先ずは目を描き込み、より微妙な立体を明確にする事を意識しながら、一番暗い肌色をウォッシングの要領で塗りました。 ![]() 先ほどの工程と同じように、もう一段明るくした色を薄めて塗装。下塗りは、こんなもんかな。 ![]() 下地の色を残す様にベースカラーを塗装。 細かな装飾品の塗装は別として、肌や服の塗装は、この段階までは斜平筆で行っています。 ![]() 立体を意識しながら、明るめの色を塗り重ねていきます。 普段は斜平筆などでグラデーションをかけるのですが、今回は面相筆を使いました。面相筆は線を引いていく塗り方になるので、メリハリの利いた仕上がりになる反面、どうしても細かな筆目が出てしまいます。 この段階で、はみ出した部分を修正したり、更に影色を加えたりしています。 髪の毛の塗装も、この段階で始めています。 ![]() 更に、肌に薄めた赤や青系の色を染める様に散らして、血流を感じさせる演出を施します・・・が、写真では分からないですね(汗)。 顔にメイクを施し、ネイルを塗り、宝飾にも塗装を加えています。メイクは難しいのですが、特に難しいのは眉を描く作業。フィギュアに限らず眉骨の凹凸に沿って描けば良いというものでは無く、時に強引さと、同時に協調性が必要とされます(なんのこっちゃ)。色々な時代や人種の女優/モデルさんの写真を閲覧したのですが、一番参考になったのは、夏木マリ。 最後に、ハイライツをいつもより強めに入れました。 肌が輝いている様な効果を与えるのですが、それって逆に言えば白飛びしているという事なので、物本来が持つ色彩が消えてしまうのが悩ましい。光の演出と生っぽさの両立は難しいので、その間でバランスを取るのがセンスや技術なんだろうなぁ・・・。 ![]() 因みに、フィギュアには1.5mmの真鍮線を挿して、金属用のエポキシ接着材で固定し、ピンバイスをかませて持ち手にしています。置く時は、適当なマグカップに挿して立てかけています。 #
by redsoldiers
| 2019-02-08 09:50
| フィギュア製作
|
Comments(0)
マスコット社やフェニックス社から出ていた90mmのエロフィギュア・シリーズ好きの方々が「ティム!ティム!」と連呼していたので、今ひとつ嫌ぁなイメージが付きまとっていたのですが(デザインも、造形も、出来が良くなくて嫌いなので)、54mmサイズの普通のフィギュア・シリーズの存在を知ってから、その造形の出来栄えに感服しております。あ、原型師ティム・リチャーズ(Tim Richards)先生の事です。
以前にフェニックス社54mm(1/32)サイズの"The Georgian Period 1730-1795"シリーズから「Seated flautist with chair」を取り上げましたが(キットレビュー・完成品)、今回取り上げるのは"The Lost World of Atlantis"シリーズからA11「Queen Kharina with two hounds 」。 ![]() ![]() フィギュアの裏には、ちゃんとリチャーズ先生の名前と会社名、商品番号などの刻みがあります。 ![]() このシリーズは、幻のアトランティス大陸を舞台としたファンタジーらしく、王様や戦士に神官、小人風の亜人間などのフィギュアが並んでいます。未だファンタジーとSFが未分化だった頃のデザインもさる事ながら、あの時代のファンタジーに特有のマッチョな感じもあり、他のシリーズと比べてもマッシブな肉体表現が魅力的です。 ティム・リチャーズ御大の作る若い女性のフィギュアは、余り肉体の存在感を訴えてこないので、今ひとつ燃えないのですが、このフィギュアは魅力的です。ついつい乳房に目が行くかも知れませんが、何よりもお腹周りや、スリットから覗く脚(特に膝頭!)の造形は絶妙。ティム顔の御尊顔も好みが分かれるかも知れませんが、他には無い感じの造形ですし、出来も素晴らしいと思います。 サーフェイサーを吹いた状態。 (クリックするとピクセル等倍表示されます) ![]() ![]() #
by redsoldiers
| 2019-02-06 11:26
| キットレビュー
|
Comments(0)
話題のリメイク版『サスペリア』を観てきたよ! 美しく強い女体が勝利する!という話でした。 ![]() #
by redsoldiers
| 2019-02-04 19:56
| 映画
|
Comments(0)
映画の感想ばかり書いてますね・・・とお思いでしょうが、年末年始は映画ばかり観ていたんだからしょうが無いのです。
そんな今年の正月休みに、ようやく話題の(?)『マチルダ 禁断の恋』を観てきました。 ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世の皇太子時代を舞台に、彼とマリインスキー・バレエ団のバレリーナであるマチルダ・クシェシンスカヤとのゴシップをテーマにした映画です。 本国ロシアでは、ロシア正教会の聖人に成っているニコライ2世をスキャンダラスに描いたと言う事で、一部の過激派が「うぉー!」って事に成り、スタジオに放火までしたそうです。その中心にいたのがクリミアの検事総長だったナタリア・ポクロンスカヤ(Наталья Поклонская)さんですか、ビックリ。・・・いやぁ・・・映画の内容もしかり、ソ連時代には考えられない程、国情は変わったんだなぁ・・・でも本質的な部分は変わって無さそうだなぁ・・・等と思いました。 映画の内容の方は・・・くぅぅぅ!・・・って感じでした。 o(≧▽≦)o クゥゥ!
『マチルダ 禁断の恋』 (Матильда 2017年 ロシア) 監督/アレクセイ・ウチーチェリ(Алексей Учитель) 脚本/アレクサンドル・テレコフ(Александр Терехов) 音楽/マルコ・ベルトラミ(Marco Beltrami) 指揮/ワレリー・ゲルギエフ(Валерий Гергиев) 演奏/マリンスキー劇場管弦楽団(Симфонический оркестр Мариинского театра) 振付/アレクセイ・ミロシニチェンコ(Алексей Мирошниченко) 出演/ラース・アイディンガー(Lars Eidinger) ミハリナ・オルシャンスカ(Michalina Olszańska) 舞踊/チャイコフスキー記念ペルミ・オペラバレエ劇場(Пермский театр оперы и балета имени П. И. Чайковского) ストーリーから、きっと19世紀末の帝政ロシアを描いた重厚な歴史絵巻ロマンスなんだろうな・・・と思ったら、違います!キッパリ。 ![]() ってか、皇后役のインゲボルガ・ダクネイト*1(Ингеборга Дапкунайте)はリトアニア出身のソ連人とはいえ、主要キャストに殆どロシア人が居ないんだよな・・・。特にニコライ2世役はドイツ人だし。センシティブなのでロシア人の俳優では無理だろうね・・・とは知人のロシア人の意見。オルシャンスカさんはロシア語が堪能らしいんだけど、実際、外国語での演技なので皆さん大変だったみたいですね。 音楽はゲルギエフ率いるマリインスキー劇場管弦楽団。好きな指揮者と楽団では無いけれど、やっぱり凄いね!タイトルロールに流れる演奏を聴いていると、普段映画で使われている凡百の楽団との違いが分かっちゃう。 劇中の曲は既存のクラシックとかを使っているのかなぁ・・・と思ったら、なんどハリウッド映画で活躍しているマルコ・ベルトラミの作曲でした。完全にロシア風味でしたよ! サントラ盤出てないんだよなぁ・・・くぅ。 #
by redsoldiers
| 2019-01-27 11:43
| 映画
|
Comments(0)
旧年中も色々と映画を見ましたが、昨年の映画締めは新宿シネマカリテで『メアリーの総て』でした。
一年を締めくくるに遜色無い、中々良く出来た映画でしたぞ。 『メアリーの総て』 (原題:Mary Shelley 2017年 アイルランド・ルクセンブルグ・アメリカ) 監督:ハイファ・アル=マンスール(Haifaa Al-Mansour) 脚本:エマ・ジェンセン(Emma Jensen) ハイファ・アル=マンスール 音楽:アメリア・ワーナー(Amelia Warner) 主演:エル・ファニング(Elle Fanning) ゴシック小説、怪奇小説、そしてSF小説の古典『フランケンシュタイン』を描いたメアリー・シェリーの物語。 無政府主義の先駆者である父親ウィリアム・ゴットウィン(William Godwin)とフェミニズムの創始者とされる母親メアリ・ウォルストンクラフト(Mary Wollstonecraft)という先鋭的な両親の娘として生まれたメアリー。産後の肥立ちが悪く幼くして母を亡くしたメアリーは、経営が傾いた本屋を営む父親と口うるさい学問とは程遠い継母、連れ子の妹弟と暮らす日々。文化人の父親から高邁(こうまい)な学問の手ほどきを受けながらも、無くなった母の墓所でこっそり流行りの怪奇小説を読んだり、自分の文章を書いたりするのが、息が詰まりそうな生活での息抜き・・・という文学少女。 そんな彼女を見かねた父親が、地方在住の親戚の屋敷に送り出してくれるのだが、その屋敷で開かれた文士の集いで出会ったのが、新進気鋭の詩人パーシー・シェリー(Percy Shelley)。たちまち二人は恋に落ち駆け落ちにまで至る。しかし、愛するパーシーは自由恋愛を気取る妻子持ちで、彼女の妹にまで手を出す下種、借金と親の財産で放蕩三昧のボンクラのボンでありました・・・待ち受けるメアリーの苦難の日々・・・そして・・・ ・・・というお話。 いうなれば、著名文化人の娘でお堅い文化的教育を受けながら、漫画やラノベが大好きで、二次創作に夢中になっている可愛い文系少女が、新進気鋭のサブカル系文化人のだめんずにコロッといっちゃって、大変な苦労をした末にセンセーショナルな小説を書くんだけど、年若い女性への差別でなかなか報われない・・・ってな物語です。 ともするとドロドロと重く湿っぽくなるか、安易なメロドラマに成りがちな話ですが、そこはそうならない所にセンスを感じます。 時々、登場人物たちの言動が子供っぽいなぁ・・・と思ったのですが、良く考えたら主人公のメアリーが16~18歳、恋人のパーシーですら21~23歳といったところで、そりゃそうだよなぁ・・・。 映像や音楽、衣装やセットといった美術は、日本版ポスターで想像する様なガーリーな雰囲気を醸し出しながらも、しっとりと美しくエレガントで、グロテスクだったり重々しくなり過ぎない程度に19世紀ゴシック小説の世界を表現し・・・それでいて、サウジアラビア初の女性映画監督ハイファ・アル=マンスールが、女性が抑圧されていた時代背景に自立心の強い少女の葛藤と成長を描くことで、適度にモダンなモチーフの作品にしています。 主演のエル・ファニングは、インタビューを見ると普通の女の子という感じですが、劇中は凛として作品の要になっています。良い女優さんですね。 それとなんと言っても、ヒロインの父親ゴッドウィン先生が素敵です。お父さんだって色々と大変なんだよぉ・・・って中で、我の強い娘を突き放しはするけれど、決して見放したりせず、要所でハッとさせられる大人の意見をはくんですね。お父さん偉いなぁ・・・本当に偉いよ。うんうん。 すべてが高いレベルでバランスのとれたエンターテインメント作品でした。 余談ですが、女優でもあるアメリア・ワーナーの作曲したサントラが気に入って買いたかったのですが、なんと!CD販売は無く、データ配信しかしていない様です!! ・・・もうそんな時代なんだなぁ・・・ってか、データじゃんくて、物をよこせよ!物を! ヽ(TдT)ノ ウォォォ! ユイブツロン! ![]() #
by redsoldiers
| 2019-01-14 19:17
| 映画
|
Comments(0)
年末の押し迫った時期に、新宿シネマカリテで『It comes at night(2017年 アメリカ)』・『A ghost story(2017年 アメリカ)』・『メアリーの総て(Mary Shelley 2017年 アイルランド・ルクセンブルグ・アメリカ)』を朝から観てました。 どれもが幽霊や怪物にからめた人間の悲しくも切ない話なんだけど、この順番で観て良かった・・・逆だったら救いが無くて心が死んじゃってたかも。 時間的に『シシリアン・ゴースト・ストーリー(Sicilian ghost story 2017年 イタリア・フランス・スイス)』も観れたんだけど、これ以上、切なそうな映画を観たら心が破裂してしまいそうだったので止めました。 #
by redsoldiers
| 2019-01-11 23:50
| 映画
|
Comments(0)
こんにちは 絵本伯父さんです。
毎年、クリスマスプレゼント&お年玉を兼ねて、姪っ子ちゃんに絵本をプレゼントしている私。絵本を読まなくなったり、「ペッ。絵本かよ、金よこせよ。金。」と言われる迄は続けようかと思っています。 今回も表参道のクレヨンハウスに行ったのですが、クリスマスの時期を過ぎてしまっていたからか、一寸これといった絵本が見当たらず、結局、大型書店の絵本コーナーを廻って見繕いました。 それが下の三冊。 『ゆき』 (原書:Snow 1998年) 著/ユリ・シュルヴィッツ(Uri Shulevitz) 訳/さくまゆみこ あすなろ書房 1998年 ISBN-13: 978-4751519721 前回プレゼントした『ゆうぐれ(Dusk)』に続いて、シュルヴィッツ氏の絵本。彼の絵本の中では、この二冊が同じ様な作風で、絵柄も可愛いし、色彩も美しいので気に入りました。 前回も書きましたが、1935年にポーランドのワルシャワで生まれたユダヤ人のシュルヴィッツ氏の流転の幼少~青年時代は、絵本からは想像も付かない様な苦難の日々なのですが、その先に花開いた色の海は美しいの一言です。たとえそこに恐怖や悲しみが塗り重ねられていたとしても。 次はこちら。 『魔術師キャッツ-大魔術師ミストフェリーズ マンゴとランプルの悪ガキコンビ』 (原書:Mr Mistoffelees with Mungojerrie and Rumpelteazer 1990年) 詩/トーマス・スターンズ・エリオット(Thomas Stearns Eliot) 絵/エロール・ル・カイン(Errol Le Cain) 訳/田村隆一 ほるぷ出版 1991年 ISBN-13: 978-4593502745 ミュージカル『Cats』の原作であるT.S.エリオットの児童向け詩集『The Old Possum's Book of Practical Cats』(1939年)からの抜粋に、エロール・ル・カインが絵を付けた物・・・というのは後から知ったんですけどね。ミストフェリーズの絵が可愛かったからなのですが、妹や姪っ子ちゃんたちからは「一寸怖い・・・。」との評・・・あれ? 絵を描いたエロール・ル・カイン氏はシンガポール生まれのイラストレーターで、15歳でアニメーションの勉強の為にロンドンに渡ってからはイギリスで絵本やアニメの制作などに活躍。1989年に47歳の若さで病死され、この絵本は死後にイラストをまとめて刊行されたとか。不勉強でル・カイン氏の事は知らなかったのですが、いかにもイギリスのイラストレーター然とした線と色彩が美しい作風で良いなぁ。ミストフェリーズの絵は、他の作品と一寸雰囲気が違いますが。 『おどりたいの」 著/豊福まきこ BL出版 2018年 ISBN-13: 978-4776408802 こちらは前回の『わすれもの』に続く豊福まきこ氏の新作。 森のウサギが「(わたしも)おどりたいの。」と、バレー教室に尋ねてくる話。ウサギとバレーですからね、もう鉄板ですよ。夏に刊行されたのを知ってから、これはもうプレゼントに決定だな・・・と思っていました。 森からやってくる白ウサギといえば・・・絵本『ふしぎなおきゃく』の振り向いたら赤い目のウサギ・・・みたいな怖いイメージがあったのですが(そもそも森のウサギがラーメンの味を盗んで店開きする話で、全然かわいい内容じゃないよな)、こちらの絵本はキュン♡となる絵柄なので安心です。 絵本って眺めていると欲しくなっちゃって、ついつい買い過ぎそうになるんで危ない危ない。 相手の好みや年齢も考えなくてはならず制約があるので、自分用に絵本を買い集めてみようかな・・・と思う、今日この頃。 #
by redsoldiers
| 2019-01-07 10:52
| 書籍
|
Comments(0)
謹賀新年
明けましておめでとう御座います。 昨年は日本は勿論、世界中で様々な変革の嵐と怒りが渦巻く一年でしたが、私的にはどうだったかなぁ・・・ボーッと生きながらえながら、心と体を癒やしていた気がします。とりあえず腰痛は改善した気がするぞ。 今年の十二支的には「亥(い)」。日本では猪年という事で、正月飾りとして沢山の猪グッズが並んでおりました。 十二支に対応する動物(十二生肖)なんて言う物は、似ている漢字の動物を後から当てはめただけですし、地域によって変化していたりするので、そもそも意味は無いのですが・・・まぁ、何となく買っちゃいますよね。十二支の動物グッズ。可愛いから良いか。 因みに養豚文化が絶えていた日本(除く琉球)では「猪年」ですが、中国では本来の「豚年」。もし日本が変わらず「豚年」だったら、密かにブタさんグッズを集めている私に取って、十二年に一度の(お財布的に)惨劇の年になっていたでしょう・・・ヤレヤレ・・・とか言いつつ、結構買ってしまいましたが。だって、猪って家畜化されて牙の無い豚ですからね・・・。 (;^_^A そんな牙で思い出したのが、下の置物。 ![]() ・・・が、帰国してよく見ると・・・あれ?牙が御座いませんこと!? 貴様!コーション(cochon:豚)ではなく、サングリエ(Sanglier:猪)だな! Σ(°□°;) ![]() 私もそんな一年でありたい。 今年もよろしくお願いします。 #
by redsoldiers
| 2019-01-05 10:40
| 世界のブタさん
|
Comments(0)
皆さん、正月準備はお済みですか?
今年の汚れは今年の内に・・・と言うわけで、作業中の模型は早々にしまって大掃除に励みました。後は水回りを少しやって、正月飾りをしたら終わりかな・・・あ、年賀状。 しかし、今年も色々と模型を買ったし、アナログゲームに本やCD、DVDも買いましたが、日々の生活に忙殺されて、とても総てには手が回りませんでした。 CDは何かをしながら聴く事も出来るので、買ったけど聴いていないという事は無いのですが・・・手間暇が掛かる物は、時間だけでは無く、気力や体力も必要とするので、一部を除いて積ん読状態。 でも・・・ 何故、模型は買ったら作らなきゃいけないのか。 何故、ゲームは買ったら遊ばなきゃいけないのか。 何故、DVDは買ったら観なければいけないのか。 何故、CDやレコードは買ったら聴かなければいけないのか。 何故、本は買ったら読まねばいけないのか。 愛する物とは、そんなに一面的で一義的な存在なのか・・・? いや、そんな事は無いはずだ! もっとプラトニックな愛の作法があってもしかるべきだ! そんな事をお伝えしする記事を来年は書き連ねていきたい・・・。 皆さん、良いお年を。 #
by redsoldiers
| 2018-12-29 13:57
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||