「香港ミニチュア展」レポート
2017年 10月 08日
東京駅前の旧東京中央郵便局跡地に出来たKITTE marunouchiで開催されていた「香港ミニチュア展 Hong Kong in Miniature」のレポートです。
香港ミニチュア展 2017
2017年9月29日(金)~10月9日(月・祝)
公式サイト
私は知らなかったのですが、2014年に池袋サンシャインシティでの開催に続く、第2回の展示会だった様です。
前回も、香港政府の駐日大使館に当たる香港特別行政区政府・駐東京経済貿易代表部が主催し、香港政府観光局が後援という形でのイベントだった様ですが、今回は"香港返還20周年記念"という冠が付いていました。
香港の"今と昔"をテーマに、17名の作家による48作品のミニチュアが展示されました。
(因みに、2014年は、14名の作家による39作品のミニチュアが展示されたそうです)
会場は、KITTE marunouchiの1階アトリウム。オープンスペースの為、通りがかりの多くの方も、作品をのぞき込んでいました。
作品はアクリルケースで保護された展示台に陳列され、大道具・小道具を仕立てて店舗や生活の様子を再現したドールハウス的な作品から、ビルや交通機関を再現した鉄道模型的な作品まで、スケールも様々ながら、失われた・・・或いは失われつつある香港の日常生活を切り取った情景が並んでいました。
48作品の中から一部を紹介。
作品の選択は、私個人好みと、撮影の出来次第です。
こちらはPRムービーにも出演されている黎熾明さんの「大坑舞火龍」。
1/43スケールで、電飾も美しい作品でした。藁で出来た龍の頭が上下します。
この作家さんは、スケールもテーマも色々作られている様ですが、電飾が多彩で、尚かつ動く物は実際に動かすという趣旨の様です。
「林村許願樹」と題された1/24スケールの作品。
御利益がある神木を再現したそうで、樹木と祭壇の感じが香港だなぁ・・・というか南方中国だなぁ・・・という感じが伝わってきます。
陳鴻輝さんの作品。
この作家さんはバス模型の設計士さんだそうで、1/76スケールで香港の街角を切り取った鉄道模型風の情景を多数作られていました。
李來有さんの路地の露天を再現した作品で、1/12スケール。
本当はもっとアジア的な雑多な感じなんでしょうが、ミニチュアにすると色合いからして欧州の風景っぽく見えます。
陳翠薇さんの作品で、中秋節で飾る提灯を売る線香屋さんの再現。
こちらも1/12スケールの作品。
同じく陳翠薇さんの伝統的な金装飾品店を再現した1/12スケールの作品。
香港と言えば金製品というイメージがありますが、そんなまばゆい作品でした。お気に入り。
Sidekick王さんの作品。
大澳というかつての漁村の風景で、漁網を保護の為に卵白に浸し、その際に出る卵黄を無駄にしない様に塩漬けにしていた様子を再現しています。
展示されていた2点の1/35スケール作品の1つで、いやぁ・・・慣れ親しんだスケールな上に、フィギュアのビネットという事もあって、なんか見た瞬間にホッとしちゃいました・・・。
陳鴻輝さんの貧困層が暮らした再定住団地を再現した作品。
李嘉蓮さんの陶器のお店を再現した1/12スケールの作品。
この方は、ドールハウス的な手法で、香港の昔懐かしい(?)店舗を再現する作品を作られていました。
Sidekick王さんの作品で、こちらは1/24スケール。
啓蟄の頃、災いをもたらす小人を追い出す呪いの風習が香港にはあるそうで、そういった「打小人」をしてもらう人々が集まる鵝頸橋の様子を再現した作品・・・と、パンフレットには書いてありますが、それは元々の意味で、今では「打小人」は難い人を呪う儀式なんだそうな(笑)。
李嘉蓮さんの「金藝茶房(伝統的なお茶を楽しむ店)」。
黎熾明・陳慧姬・陳詠琴の三氏による作品。
「香港冰室」と題された1/12スケールの作品で、伝統的な香港のカフェで、氷室の名の通り、冷たい飲物と甘味、軽食を出すお店だそうです。
店内のテレビは実際に映写可能で、古い香港の映画が上映されていました。
材料や表現は完全にドールハウスの世界ですね。
こちらは黎熾明さんの理髪店を再現した1/12スケールの作品。
李嘉蓮さんの潮州料理(広東料理の一種)専門店を再現した1/12スケールの作品。
会場で無料配布されていたパンフレット。
各作品の紹介がされているのですが、残念なのは、作品の全景が写ってない事が多くて、後から参照し難い事ですね・・・実際に現物を見なさい!という事なのでしょうか。それは正しい。
空いた時間に駆けつけたので、手持ちのスマホで撮影したという事もありますが、作品の配置や照明の関係で、なかなか全作品を撮りきれなかったのが残念です。
第3回もあると良いですね。
香港ミニチュア展 2017
2017年9月29日(金)~10月9日(月・祝)
公式サイト
私は知らなかったのですが、2014年に池袋サンシャインシティでの開催に続く、第2回の展示会だった様です。
前回も、香港政府の駐日大使館に当たる香港特別行政区政府・駐東京経済貿易代表部が主催し、香港政府観光局が後援という形でのイベントだった様ですが、今回は"香港返還20周年記念"という冠が付いていました。
香港の"今と昔"をテーマに、17名の作家による48作品のミニチュアが展示されました。
(因みに、2014年は、14名の作家による39作品のミニチュアが展示されたそうです)
会場は、KITTE marunouchiの1階アトリウム。オープンスペースの為、通りがかりの多くの方も、作品をのぞき込んでいました。
作品はアクリルケースで保護された展示台に陳列され、大道具・小道具を仕立てて店舗や生活の様子を再現したドールハウス的な作品から、ビルや交通機関を再現した鉄道模型的な作品まで、スケールも様々ながら、失われた・・・或いは失われつつある香港の日常生活を切り取った情景が並んでいました。
48作品の中から一部を紹介。
作品の選択は、私個人好みと、撮影の出来次第です。
こちらはPRムービーにも出演されている黎熾明さんの「大坑舞火龍」。
1/43スケールで、電飾も美しい作品でした。藁で出来た龍の頭が上下します。
この作家さんは、スケールもテーマも色々作られている様ですが、電飾が多彩で、尚かつ動く物は実際に動かすという趣旨の様です。
「林村許願樹」と題された1/24スケールの作品。
御利益がある神木を再現したそうで、樹木と祭壇の感じが香港だなぁ・・・というか南方中国だなぁ・・・という感じが伝わってきます。
陳鴻輝さんの作品。
この作家さんはバス模型の設計士さんだそうで、1/76スケールで香港の街角を切り取った鉄道模型風の情景を多数作られていました。
李來有さんの路地の露天を再現した作品で、1/12スケール。
本当はもっとアジア的な雑多な感じなんでしょうが、ミニチュアにすると色合いからして欧州の風景っぽく見えます。
陳翠薇さんの作品で、中秋節で飾る提灯を売る線香屋さんの再現。
こちらも1/12スケールの作品。
同じく陳翠薇さんの伝統的な金装飾品店を再現した1/12スケールの作品。
香港と言えば金製品というイメージがありますが、そんなまばゆい作品でした。お気に入り。
Sidekick王さんの作品。
大澳というかつての漁村の風景で、漁網を保護の為に卵白に浸し、その際に出る卵黄を無駄にしない様に塩漬けにしていた様子を再現しています。
展示されていた2点の1/35スケール作品の1つで、いやぁ・・・慣れ親しんだスケールな上に、フィギュアのビネットという事もあって、なんか見た瞬間にホッとしちゃいました・・・。
陳鴻輝さんの貧困層が暮らした再定住団地を再現した作品。
李嘉蓮さんの陶器のお店を再現した1/12スケールの作品。
この方は、ドールハウス的な手法で、香港の昔懐かしい(?)店舗を再現する作品を作られていました。
Sidekick王さんの作品で、こちらは1/24スケール。
啓蟄の頃、災いをもたらす小人を追い出す呪いの風習が香港にはあるそうで、そういった「打小人」をしてもらう人々が集まる鵝頸橋の様子を再現した作品・・・と、パンフレットには書いてありますが、それは元々の意味で、今では「打小人」は難い人を呪う儀式なんだそうな(笑)。
李嘉蓮さんの「金藝茶房(伝統的なお茶を楽しむ店)」。
黎熾明・陳慧姬・陳詠琴の三氏による作品。
「香港冰室」と題された1/12スケールの作品で、伝統的な香港のカフェで、氷室の名の通り、冷たい飲物と甘味、軽食を出すお店だそうです。
店内のテレビは実際に映写可能で、古い香港の映画が上映されていました。
材料や表現は完全にドールハウスの世界ですね。
こちらは黎熾明さんの理髪店を再現した1/12スケールの作品。
李嘉蓮さんの潮州料理(広東料理の一種)専門店を再現した1/12スケールの作品。
会場で無料配布されていたパンフレット。
各作品の紹介がされているのですが、残念なのは、作品の全景が写ってない事が多くて、後から参照し難い事ですね・・・実際に現物を見なさい!という事なのでしょうか。それは正しい。
空いた時間に駆けつけたので、手持ちのスマホで撮影したという事もありますが、作品の配置や照明の関係で、なかなか全作品を撮りきれなかったのが残念です。
第3回もあると良いですね。
by redsoldiers
| 2017-10-08 18:52
| レポート(模型関連)
|
Comments(0)