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La mini-collection 「Le fifre」(1)

 クルムバッハに行く度にフラットフィギュアを買ってきては、ビネットやシャドウボックスのプランを脳内で練る私。
 でも、よく考えてみるとフラットフィギュアという物自体を塗った事が無いんですね。

 なんてこった。塗った事も無いシロモノを用いた壮大な作品計画など、絵に描いた餅にすら成っていないでは無いか!

・・・という訳で、習作の意味もこめて、フラットフィギュアを塗ってみました。フラットフィギュア塗装初体験。
 お嬢さん、フラット処女も今日までだ!(←ハートマン軍曹風に)


 いきなりデカいのや、数が多いのは大変なので、単体で小さめで模様も少なめの、こちらのフィギュアを塗ってみる事にしました。
La mini-collection 「Le fifre」(1)_a0193363_17144592.jpg

 La mini-collection の 「Le fifre」。エドゥアール・マネ(Édouard Manet)の「笛を吹く少年(Le fifre)」をフラットフィギュア化した物です。
La mini-collection 「Le fifre」(1)_a0193363_17205518.jpg

 これは四年前にクルムバッハ・ショーに参加した際に買ってきた物です。(過去記事参照
 老夫婦が店番をしている様な小さなパリのメーカーで、王侯貴族の肖像画シリーズなどを作っています。今年もブースを出していて、新作を結構出していました・・・草木の収集に熱を上げていたので、チェックしてないのですが。
 54mmサイズとフラットフィギュアとしては大きめのサイズの物を出しているのですが、このフィギュアは少年という事もあり小さめで、35mm(目の高さで言えば30mm)と標準的なフラットフィギュアと同じ大きさなので、習作には好都合です。


 で、こちらはバリなどをナイフで削った後、プライマーが添加されたシタデル・カラーの下地塗料スプレー“スカルホワイト”を吹き付けた状態です。
La mini-collection 「Le fifre」(1)_a0193363_17371275.jpg

 この上から、ブラウンでウォッシング。塗装しやすい様に、モールドを浮き立たせます。
 以前、ドイツのフラットフィギュア・ペインターの作業風景を写した写真を拝見したのですが(参照)、白い下地(ジェッソ?)を塗った上に、濃いブラウンか黒の塗料を墨入れしてから塗装していたのをパクりました。
La mini-collection 「Le fifre」(1)_a0193363_17404763.jpg

 チョイチョイと塗装。
 裏は見えなくなる予定なので、適当に塗っています。ライプツィッヒ派の様に、全く塗らないという手もあったのですが、習作なので、少し塗りました。
 初体験故にトライ・アンド・エラーなのですが、特に特別な事はしていません。わずかながらモールドがあるので、意外とラウンドフィギュアと同じように塗れました。むしろ塗る面積が少ないし、平面で視線の方向が定まっているので、楽かも知れませんね・・・普通のラウンドフィギュアよりも。一気に塗れてしまって、時間もかかりません。
La mini-collection 「Le fifre」(1)_a0193363_17433621.jpg

by redsoldiers | 2015-09-12 17:54 | フィギュア製作 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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