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フランスの神父さん(3) ベース

 『Bolt Action』のフィギュア制作にかまけていましたが、Miniartの「フランスの神父さん」の制作も合間にこなしておりました。お陰様で、モデラーズクラブ合同作品展で展示がかないました。
 本来は、こちらの作業が終了してから『Bolt Action』に手を付けたかったのですが、フィギュア本体の塗装は終了していたものの、訳あって(後述)ベースの制作が途中で止まっていました。

 1.ベースの作成

 飾台には、ホームセンターの木端コーナーで見つけた、ヘクス型の木柱を用いました。
 以前、同じ形の物を使ったのですが、こちらはタモ材か何かの硬度の高い木材でしたが、今回用いたのはパイン材か何かで非常に柔らかい材質の為、いつも通りに水性ステインで染めた後に水性ニスを塗るだけでは無く、最後に比較的被膜の強い水性ウレタンニスを塗って仕上げました。ウレタンニスは艶の感じが好きではないんですけどね。
 ベースの地面はエポキシパテで、石材の部分はホビー用のブリックタイルをカットした物。
フランスの神父さん(3) ベース_a0193363_17473228.jpg


 2.サーフェイサー

 ブリックタイルの目止めも兼ねて、サーフェイサーを吹きました。
フランスの神父さん(3) ベース_a0193363_17485967.jpg


 3.塗装
フランスの神父さん(3) ベース_a0193363_1750452.jpg


 4.植草

 鉄道模型用のスタティックグラスやフィールドグラス、ターフなどを用いて草を生い茂らせます。

 スタティックグラスを植える際には、マッドメディウムを用いました。
 いつもは接着力が高く、乾くと艶消しになるTOMIXのシーナリーボンドを用いていたのですが、新しく買った製品を用いたら乾いても艶が消えませんでした・・・ありゃ。こういう製品は気づかない内に、品質が変更になっていたりするので怖いです。
 スタティックグラスは、水で薄めたマッドメディウムを塗った地面にパラパラと振りかけ、その上から薄めたメディウムを筆で垂らしてやり、更にスタティックグラスを振りかけ・・・を繰り返して厚みを出します。メディウムがまいたスタティックグラスに染み渡ったのを見計らって、乾く前にベースを逆さまにし、叩いて余分なスタティックグラスを落とします。
 スタティックグラスを毛羽立たせる為に、静電気を用いたり、掃除機を用いたりと、色々な方法や用具がある様ですが、まだ接着剤が乾かない内に逆さにして叩くだけで、作例ぐらいには毛羽立ちます。

 最後に艶消しスプレーを吹いて、艶を落ち着かせ、細かな素材を固着させました。
 
フランスの神父さん(3) ベース_a0193363_183562.jpg


 実は今回、作業が止まっていたのは、適当な色のスタティックグラスが手に入らなかったからです。
 春先の草を再現したくて、ごくありふれた黄緑色(単色)のスタティックグラスが欲しかったのですが、これがどこにもありません。繊維の長い(4mm以上)物や、一塊の株状になった物などではあるのですが、1~2mmのスタティックグラスでは無いのです。
 仕方がなく、手持ちや近似色の物を混ぜて用いました。

 下の写真に写っているのは、用いたスタティックグラス。
 上の三つはJoefix Studio'sの物。左から「light green grass fibres 2mm」「olive green grass fibres 2mm」「light green grass fibres 1mm」。light greenは、何故か1mmと2mmで色が違うし、そもそもが天然色とは思えない色合いで・・・むむむ・・・混ぜて使いましたけどね。
 下の物は、おそらくモーリンの製品。全くもって青々としていない色合い。

 右のブリスターパックに入っているのは、Army painterの「Meadow Flowers」。
 シート状になっているのを、ちぎって用います。通常、こういった製品は台紙から外すと接着力は無くなっているのですが、これはそのまま貼り付けられます。大変に便利。・・・まぁ、不安なので瞬間接着剤で固定しましたが。
フランスの神父さん(3) ベース_a0193363_18261462.jpg

by redsoldiers | 2014-05-23 19:08 | フィギュア製作 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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