『Warhammer』への道(5)
2013年 07月 19日
-サイの目は運命で決まるのでは無い。気合いの量で決まるのだ。-
いよいよ、ゲームスタート。
対戦相手はベテランのスタッフKさん。しかもダイハードなプレイヤーでもある店の常連さん達が、ミニチュアのペイントをしながら、観戦武官として横からレクチャー。これでルールはバッチリだ!(他力本願)
とりあえず、左翼はマダムに任せて、「フラジェラント」を盾に、軍団は前進。
ススメ ススメ ヘイタイ ススメ
チテ チテ タ トタ テテ タテ タ ...
中央の敵は、この塔の中に立てこもる「ワープロック・ジュゼイル」のライフル射撃の弾幕が強力だし、「クランラット」の前に陣取る「ラットリングガン」のガトリング砲は恐ろしい。
スケイヴン達の武器は、基本的に“ワープストーン”と呼ばれる混沌のエネルギーの塊を放出させる物で、尋常の実包とは桁違いに強力で凶悪。・・・その代わり、不安定なエネルギーの為、暴発に自爆で自滅・・・という事もままあり・・・。
塔の上からのライフル射撃で、一人、また一人と兵士が倒れていく我が軍団。
更に致命的なダメージを与えようと、「ラットリングガン」が火を噴く!!
「こいつらは発射弾数をサイコロで決めるんですよ。同じ目が出るまで何度でも降り続けられるんです。だから論理的には、最大21発撃てる訳です。(コロコロ)先ず「4」・・・(コロコロ)「5」・・・優秀、優秀、これで9発。」
「もし同じ目が出たら?」
「ミスファイアーです。・・・う~ん、どうしようかなぁ・・・ヨシ!もう一回!(コロコロ)・・・「4」・・・わぁ、前に出た目が出ちゃいましたぁ!ミスファイアーです。・・・ミスファイアー表を振って・・・結果は・・・自爆!?」
ちゅどぉぉぉぉぉぉん!
え、ギャグなの?と言うくらい、一人相撲の「ラットリングガン」、盛大に自滅。
続くターンでは、我が「バトルウィザード」が「連鎖雷撃」を発動!
限られた数のサイコロを振って、難易度「15」以上の目を出さなければ成らない。
「うぉぉぉぉ!死ねやぁぁぁ!」とサイコロに気合いを込めて投擲。気合いで、発動成功。しかも、かなり良い目が出たので、敵の抵抗(やはり限られたサイコロで、出された目以上を出さないといけない)は失敗。
「地獄に堕ちろぉぉぉぉ!」。殺意を込めたダメージロールのサイの目は、我に微笑んだ!
これで右翼の「ポイズンウィンド・グローバディアー」(毒ガス敵弾兵)は、何もせぬまま、雷撃で黒こげになって全滅!!
よっしゃぁぁぁぁ!!来た来たぁぁぁ!
前回の様に、広い場所で少ない敵ユニットには全然効果を発揮しなかった「モーター」ながら、今回の様に、密集した敵には効果が発揮され、敵の「クランラット」をなぎ倒す。
「アーチャー」分隊も、それぞれ「聖杯教会」の影や、森に隠れながら矢を降らせるが、いかんせん敵の数が多い。
押し寄せるネズミ人間達!
露払いとして奮迅した「フラジェラント」も全員が殉教し、右翼の「アーチャー」分隊も森の中で襲撃されて全滅!くぅぉ!
一気に戦線が瓦解しそうな瞬間、ロンバスタス卿の士気チェックは、何とか成功。今回は「戦列を乱すな!」の特殊ルール(サイコロを3個振って、好きな目を2つ選ぶ)の効果もあって、敗走せず「聖杯教会」を背後に踏みとどまる。
「うぉぉぉ!耐えろ!耐えるんじゃぁぁ!」
因みに、この「聖杯教会」は、調和の勢力(人間とかエルフとか)に対しては、「6」の目を出すと敵のダメージを防ぐ・・・という御利益があり、ここでも気合いで何度か「6」を出して、何とか壊滅を防ぐ。
「ふおぉぉぉ!「6」じゃぁ!「6」を出すのじゃぁ!神よ!お救いたまえぇぇ!」
ハッと気が付くと左翼の樹梨軍団が、「ヘルブラスター・ヴォレイガン」を残して壊滅!えええ!?
いくら左翼に回り込んできたのが、敵の将「プレーグプリースト」(呪術師)率いる「プレーグセンサーベアラー」(疫病香炉を振り回す狂信者)という最強の一団とはいえ!
我が軍の将「焔のバトルウィザード」は戦死、軍旗も一本捕られるというという恥辱!残すはロンバスタス卿の軍旗のみ!
ここで「ヘルブラスター・ヴォレイガン」が、迫り来る「プレーグプリースト」達に、決死の零距離射撃!
アーティラリーダイスをコロコロっと振ると・・・。
出たぁぁぁ!ミスファイアー三連発!!
ルールに従い、「ヘルブラスター・ヴォレイガン」は30発全弾撃ち尽くした後に自爆。
・・・が、30発も撃ちまくったのに、樹梨さんのダイスに気合いを感じず、一匹消し飛んだだけで、敵の将「プレーグプリースト」は無傷!
弾幕薄いよ!何やってるのぉ!(涙)
やばい!このままでは挟み撃ちにされる!!全滅かぁぁ!?
・・・が、ここに来て、遂にスケイヴンの戦列が崩壊!
(スケイヴンは数で攻め立て、敏捷なので先手を取って攻撃して来るものの、基本的に小心者なので、味方の数が減って来ると士気が下がり、一度戦列が乱れると、連鎖的に崩壊していく特性があります)
一気に敵の軍旗を二本奪取!
更に追撃し、渾身の気合いを込めてサイコロを投擲!
「ふぉぉぉ!死ね!死ね!死ね!」
一度は隊列再編に成功して、再び襲撃してきた「クランラット」の一団を返り討ち。
これを見た塔の中のネズミのライフル銃隊「ワープロック・ジュゼイル」は、尻尾を巻いて退散!敵を一掃する。
敵の軍旗を旗手ごと引き回しながら追撃するロンバスタス卿と部下達。
「えむ・あい・しー けー・いー・わい えむ・おー・ゆー・えす・いー ミッキ・マ~ウス ミッキ・マ~ウス」(『フルメタル・ジャケット』風に)
残すは敵の将軍のみ!
ここで一気に決着をつけるぜ!
しかし敵は強かった。
渾身の「連鎖雷撃」を跳ね返される。くぅぅ。
死なば諸共じゃ!!・・・と、あえて「魔力の暴走」(必ず魔法がかかるが、暴走した魔力が術者に襲いかかる)を引き起こし、手負いに成りながらも魂の「連鎖雷撃」を撃つ!
「コレで終わりじゃぁぁぁ!」
・・・が、終わったは私のサイの目に込める気力。
当たった雷撃の数を決める為に、D6・・・出たサイの目は「1」。
たった一発の雷撃の為に、振ったダメージロールの目は「1」(自動失敗)。
それなら「モーター」じゃ!・・・と臼砲を打ち込み、奇跡の直撃弾!?・・・と思ったらミスファイアー!
ミスファイアー表を見ながらサイコロを振ると・・・出目は「1」・・・自爆・・・ぎゃぁぁぁぁ(号泣)。
こうして閉店時間いっぱいまでプレイして、敵は大将の首と軍旗を一本、こちらは軍旗を二本奪取・・・ドローですな。
生き残りは3ユニットのみ・・・激しい戦いだったぜ・・・。
そして俺の全ての気力は、ダイスに注ぎきったぜ・・・ガク。
orz
「ジャイアントホビー」から帰宅すると、携帯にマダムからメール。
「今日は、本当にお疲れ様でした。
今夜からは、鬼女にうなされる事無く、ぐっすりと休める事でしょう。」
返信する気力もなく、そのまま昏倒・・・恐るべし『Warhammer』。
『Warhammer』への道(4)
『Warhammer』への道(3)
『Warhammer』への道(2)
『Warhammer』への道
いよいよ、ゲームスタート。
対戦相手はベテランのスタッフKさん。しかもダイハードなプレイヤーでもある店の常連さん達が、ミニチュアのペイントをしながら、観戦武官として横からレクチャー。これでルールはバッチリだ!(他力本願)
とりあえず、左翼はマダムに任せて、「フラジェラント」を盾に、軍団は前進。
ススメ ススメ ヘイタイ ススメ
チテ チテ タ トタ テテ タテ タ ...
中央の敵は、この塔の中に立てこもる「ワープロック・ジュゼイル」のライフル射撃の弾幕が強力だし、「クランラット」の前に陣取る「ラットリングガン」のガトリング砲は恐ろしい。
スケイヴン達の武器は、基本的に“ワープストーン”と呼ばれる混沌のエネルギーの塊を放出させる物で、尋常の実包とは桁違いに強力で凶悪。・・・その代わり、不安定なエネルギーの為、暴発に自爆で自滅・・・という事もままあり・・・。
塔の上からのライフル射撃で、一人、また一人と兵士が倒れていく我が軍団。
更に致命的なダメージを与えようと、「ラットリングガン」が火を噴く!!
「こいつらは発射弾数をサイコロで決めるんですよ。同じ目が出るまで何度でも降り続けられるんです。だから論理的には、最大21発撃てる訳です。(コロコロ)先ず「4」・・・(コロコロ)「5」・・・優秀、優秀、これで9発。」
「もし同じ目が出たら?」
「ミスファイアーです。・・・う~ん、どうしようかなぁ・・・ヨシ!もう一回!(コロコロ)・・・「4」・・・わぁ、前に出た目が出ちゃいましたぁ!ミスファイアーです。・・・ミスファイアー表を振って・・・結果は・・・自爆!?」
ちゅどぉぉぉぉぉぉん!
え、ギャグなの?と言うくらい、一人相撲の「ラットリングガン」、盛大に自滅。
続くターンでは、我が「バトルウィザード」が「連鎖雷撃」を発動!
限られた数のサイコロを振って、難易度「15」以上の目を出さなければ成らない。
「うぉぉぉぉ!死ねやぁぁぁ!」とサイコロに気合いを込めて投擲。気合いで、発動成功。しかも、かなり良い目が出たので、敵の抵抗(やはり限られたサイコロで、出された目以上を出さないといけない)は失敗。
「地獄に堕ちろぉぉぉぉ!」。殺意を込めたダメージロールのサイの目は、我に微笑んだ!
これで右翼の「ポイズンウィンド・グローバディアー」(毒ガス敵弾兵)は、何もせぬまま、雷撃で黒こげになって全滅!!
よっしゃぁぁぁぁ!!来た来たぁぁぁ!
前回の様に、広い場所で少ない敵ユニットには全然効果を発揮しなかった「モーター」ながら、今回の様に、密集した敵には効果が発揮され、敵の「クランラット」をなぎ倒す。
「アーチャー」分隊も、それぞれ「聖杯教会」の影や、森に隠れながら矢を降らせるが、いかんせん敵の数が多い。
押し寄せるネズミ人間達!
露払いとして奮迅した「フラジェラント」も全員が殉教し、右翼の「アーチャー」分隊も森の中で襲撃されて全滅!くぅぉ!
一気に戦線が瓦解しそうな瞬間、ロンバスタス卿の士気チェックは、何とか成功。今回は「戦列を乱すな!」の特殊ルール(サイコロを3個振って、好きな目を2つ選ぶ)の効果もあって、敗走せず「聖杯教会」を背後に踏みとどまる。
「うぉぉぉ!耐えろ!耐えるんじゃぁぁ!」
因みに、この「聖杯教会」は、調和の勢力(人間とかエルフとか)に対しては、「6」の目を出すと敵のダメージを防ぐ・・・という御利益があり、ここでも気合いで何度か「6」を出して、何とか壊滅を防ぐ。
「ふおぉぉぉ!「6」じゃぁ!「6」を出すのじゃぁ!神よ!お救いたまえぇぇ!」
ハッと気が付くと左翼の樹梨軍団が、「ヘルブラスター・ヴォレイガン」を残して壊滅!えええ!?
いくら左翼に回り込んできたのが、敵の将「プレーグプリースト」(呪術師)率いる「プレーグセンサーベアラー」(疫病香炉を振り回す狂信者)という最強の一団とはいえ!
我が軍の将「焔のバトルウィザード」は戦死、軍旗も一本捕られるというという恥辱!残すはロンバスタス卿の軍旗のみ!
ここで「ヘルブラスター・ヴォレイガン」が、迫り来る「プレーグプリースト」達に、決死の零距離射撃!
アーティラリーダイスをコロコロっと振ると・・・。
出たぁぁぁ!ミスファイアー三連発!!
ルールに従い、「ヘルブラスター・ヴォレイガン」は30発全弾撃ち尽くした後に自爆。
・・・が、30発も撃ちまくったのに、樹梨さんのダイスに気合いを感じず、一匹消し飛んだだけで、敵の将「プレーグプリースト」は無傷!
弾幕薄いよ!何やってるのぉ!(涙)
やばい!このままでは挟み撃ちにされる!!全滅かぁぁ!?
・・・が、ここに来て、遂にスケイヴンの戦列が崩壊!
(スケイヴンは数で攻め立て、敏捷なので先手を取って攻撃して来るものの、基本的に小心者なので、味方の数が減って来ると士気が下がり、一度戦列が乱れると、連鎖的に崩壊していく特性があります)
一気に敵の軍旗を二本奪取!
更に追撃し、渾身の気合いを込めてサイコロを投擲!
「ふぉぉぉ!死ね!死ね!死ね!」
一度は隊列再編に成功して、再び襲撃してきた「クランラット」の一団を返り討ち。
これを見た塔の中のネズミのライフル銃隊「ワープロック・ジュゼイル」は、尻尾を巻いて退散!敵を一掃する。
敵の軍旗を旗手ごと引き回しながら追撃するロンバスタス卿と部下達。
「えむ・あい・しー けー・いー・わい えむ・おー・ゆー・えす・いー ミッキ・マ~ウス ミッキ・マ~ウス」(『フルメタル・ジャケット』風に)
残すは敵の将軍のみ!
ここで一気に決着をつけるぜ!
しかし敵は強かった。
渾身の「連鎖雷撃」を跳ね返される。くぅぅ。
死なば諸共じゃ!!・・・と、あえて「魔力の暴走」(必ず魔法がかかるが、暴走した魔力が術者に襲いかかる)を引き起こし、手負いに成りながらも魂の「連鎖雷撃」を撃つ!
「コレで終わりじゃぁぁぁ!」
・・・が、終わったは私のサイの目に込める気力。
当たった雷撃の数を決める為に、D6・・・出たサイの目は「1」。
たった一発の雷撃の為に、振ったダメージロールの目は「1」(自動失敗)。
それなら「モーター」じゃ!・・・と臼砲を打ち込み、奇跡の直撃弾!?・・・と思ったらミスファイアー!
ミスファイアー表を見ながらサイコロを振ると・・・出目は「1」・・・自爆・・・ぎゃぁぁぁぁ(号泣)。
こうして閉店時間いっぱいまでプレイして、敵は大将の首と軍旗を一本、こちらは軍旗を二本奪取・・・ドローですな。
生き残りは3ユニットのみ・・・激しい戦いだったぜ・・・。
そして俺の全ての気力は、ダイスに注ぎきったぜ・・・ガク。
orz
「ジャイアントホビー」から帰宅すると、携帯にマダムからメール。
「今日は、本当にお疲れ様でした。
今夜からは、鬼女にうなされる事無く、ぐっすりと休める事でしょう。」
返信する気力もなく、そのまま昏倒・・・恐るべし『Warhammer』。
『Warhammer』への道(4)
『Warhammer』への道(3)
『Warhammer』への道(2)
『Warhammer』への道
Commented
by
樹梨
at 2013-07-20 23:00
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しかし、あんな混沌とした戦いの中、こんなに戦況をきちんと報告できるあたりさすがです。わたしも、すでに初心者ではないとのお言葉を頂き、今後は気持ちを引き締めて、ルールをしっかり把握しながら戦場におもむけるよう、今後はまい進致します。ルール上、後から本当はあんなことできた、こんなことも出来たのにと反省すること毎度ですが、痛い思いをしながらゲームするのが一番の上達と心得て日々精進します。私もこれからは木蘭さんのように勝敗に貪欲さを持って望むようにします。
0
Commented
by
赤いお母さん
at 2013-07-21 00:12
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なんだか私がすごい勝敗に対して強欲みたいじゃないですか・・・強欲ですけど。えへん。
しかし最後の瞬間、英雄になれないあたり、まだまだ修行が足りません。
次の機会がありましたら、確実にダイスの目をコントロールでいるぐらいの気合いと技術(?)をもって戦いに挑みたいと思います。
俺の実力は、あんなもんじゃないぜぇぇ!
・・・ともかく、しばらく抜け殻の様になっております。
きっとこれはPTSDってヤツですね。
恐ろしい戦いでした・・・。
しかし最後の瞬間、英雄になれないあたり、まだまだ修行が足りません。
次の機会がありましたら、確実にダイスの目をコントロールでいるぐらいの気合いと技術(?)をもって戦いに挑みたいと思います。
俺の実力は、あんなもんじゃないぜぇぇ!
・・・ともかく、しばらく抜け殻の様になっております。
きっとこれはPTSDってヤツですね。
恐ろしい戦いでした・・・。
by redsoldiers
| 2013-07-19 17:55
| アナログゲーム
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