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Perry miniatures 「Wars of the Roses Infantry 1450-1500」

 世界三大兄弟といえば、“グリム兄弟”、“ライト兄弟”、そして“ペリー兄弟”だろう。

 ペリー兄弟といえば、シタデル社の黎明期から、その造形を担っている造形師の一人だ(兄弟だから二人か)。
 そんなアランとマイケルという双子の兄弟が率いるのが、Perry miniatures社。いわゆる個人ブランドで、兄弟が作る28mmクラスのヒストリカルフィギュアをリリースしている。

 28mmクラスのミニチュアはミニチュアゲーム用の駒として使われる事が多く、ミニチュアウォーゲームともなると、それなりの数のフィギュアを揃えなければならず、安価なプラスティックフィギュアの存在は有り難い。Perry miniaturesの商品も、基本はメタルフィギュアなのだが、こういった需要を満たす為にインジェクションキットもリリースしている。
 その一つが下記のキット。

 Perry miniatures 28mm「Wars of the Roses Infantry 1450-1500」
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Perry miniatures 「Wars of the Roses Infantry 1450-1500」_a0193363_11193111.jpg

 「薔薇戦争」における歩兵を再現出来るキットで、一箱で40体のフィギュアが作れる。

 パッケージやインナースリーブに、薔薇戦争における軍旗や定服(livery)の図が付いているのが嬉しい。


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 こちらはcommandランナー。
 これがキットには、2つ入っている。

 重装甲兵(men-at-arms)2人とスペアヘッド類が入っているが、これで「隊長・旗手・ラッパ手」を組み立てられる。『ウォーハンマー・ファンタジーバトル(WHFB)』でいう所のコマンドグループ(チャンピオン・スタンダードベアラー・ミュージシャン)だ。


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 こちらが一般兵のランナー。
 キットには、3つ入っている。

 マルチポーズキットとでも言うべき内容で、上下半身と頭、腕&武器(まさにarms)の部品の組み合わせで幾通りものヴァリエーションが作れる様になっている。
 武器は長柄武器かロングボウかを選べるのだが、一つのランナーに長柄武器が6本しか入っていないのに対して、ロングボウは10張も入ってる。つまりキット1セットで長柄武器兵は最大18体(commandを除く)しか用意出来ないのに対して、ロングボウの射手は30体も用意出来る事になる。
 もっとも、これは史実通りの様だ。


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 これはゲーム用のベース。
 『Black powder』などを出版しているWarlord Games社のシステムを用いる事を想定しているのだろうか。各ベースに数体ずつフィギュアを並べて、ミニ・ディオラマにした物をユニットとして用いる様だ。

 もっとも、今回は『WHFB』に用いる為に購入したので、このベースは不要。
by redsoldiers | 2013-02-18 12:45 | キットレビュー | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


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