ソルジャーズ「フランスの重騎兵」(9) 地面の製作
2012年 10月 28日
フィギュア本体が完成したら地面の製作ダス。
絵画の額縁にあたるのが、フィギュアの飾り台。だとしたらフィギュアの地面は、ポートレートの背景でしょうか。
あくまでも主人公はフィギュアなので、飾り台も地面も無くても良いのですが、在った方がフィギュアを魅力的に見せるのも事実です。特に地面は、フィギュアの置かれた状況を説明する役割も果たせます・・・が、余り作り込んで自己主張させても良くない気がします。
その辺り、センスですよね・・・むむむ。
さてさて、今回は「アジャンクールの戦い」開始直後くらいの状況を再現します。
当日(1415年10月25日)は、秋の嵐の後で、主戦場となった耕作地はぬかるんで人馬は足を取られたとも言います。
主人公は、主戦場の手前で下馬し前線に向かっている・・・という状況を想定し、地面はぬかるんではいないものの、通り過ぎた嵐で湿り、濡れ落ち葉が・・・という状態を再現したいと思います。
1.地面の造形
マスキングした飾り台に、エポキシパテ(マジックスカルプ)を盛りつけて地面を形成します。
スパチュラで大まかに形を作り、使い古しの歯ブラシで叩いて仕上げています。作業工程としては、鉄板ですね。アクセントにブリックタイルの破片を埋め込みました。
飾り台に開けたフィギュアの心棒を差し込む穴をふさがない様に、金属の棒を差し込んでおきます。
2.サーフェイサー
サーフェイサーを吹きます。
吹かなくても良いのですが、吹いた方が仕上がりの状態が分かり易いですし、ブリックタイルの目留めにもなります。
塗料の載りも良いですしね。
3.下地塗装
地面の色を塗ります。
サクサクっと塗って・・・という訳にもいかず、相変わらず試行錯誤に右往左往。
アジンコートの地面の色をネットで色々検索したのですが、古戦場の土の色は黄土色だったりしても、他の場所の土の色はもっと黒かったりして・・・むむむ。
結局、何となく無難な色に成ってしまいました・・・ちょほほ。
4.濡れ落ち葉&下草の接着
風に飛ばされ雨に濡れ、地面にへばりついた濡れ落ち葉を、地面にまきます。
前回作った落ち葉を、瞬間接着剤を付けて、ピンセットと爪を使って、地面にギュッギュッと押しつける様に接着します。
何故、瞬間接着剤を使ったかというと、手早くへばりついた様に接着出来る事と、後から塗装を加える際に水分に犯されない、という理由からです。試しに、シタデルの木工用ボンドを使ったのですが、接着剤が固まる前に葉っぱが浮いてきてしまうのと(その間、抑えておかなければならない)、塗料の水分に反応してしまうので上手くいきませんでした。乾いたら耐水性になるっていうから買ったのに!嘘つき!!
(-_-メ)
アクセントに、鉄道模型用のターフ(着色したスポンジの粉)を瞬間接着剤で接着して、下草ともコケとも呼べる様な草を再現してみました。
5.仕上げ塗装
ウォッシングをして、濡れ落ち葉を地面になじませます。
ターフにも平筆で表面をチョイチョイ・・・と、なでる様に塗料を載せて、枯れた感じを出してみました。秋っぽくなったかな?
6.落ち葉&枯れ枝の接着
最後に濡れた落ち葉以外の物を接着して仕上げです。
枯れ枝や、その他の物は、色々なハーブをブレンドしたティーパクの中身から、適当な形状の物を選んで接着。
落ち葉は、濡れ落ち葉と同じ物を、フンワリと接着。
接着剤には、瞬間接着剤とマットメディウムを使っています。
瞬間接着剤だと、はみ出した部分などが白くなったり、ツヤが出てしまいますが、マッドメディウムを塗ったり、薄めた塗料でウォッシングすれば目立たなくなりました。
地面が出来たので、フィギュア本体を接着し、全体をなじませて(汚れ塗装などを加えたり、色調補正をしたりして)完成です。やれやれ。
絵画の額縁にあたるのが、フィギュアの飾り台。だとしたらフィギュアの地面は、ポートレートの背景でしょうか。
あくまでも主人公はフィギュアなので、飾り台も地面も無くても良いのですが、在った方がフィギュアを魅力的に見せるのも事実です。特に地面は、フィギュアの置かれた状況を説明する役割も果たせます・・・が、余り作り込んで自己主張させても良くない気がします。
その辺り、センスですよね・・・むむむ。
さてさて、今回は「アジャンクールの戦い」開始直後くらいの状況を再現します。
当日(1415年10月25日)は、秋の嵐の後で、主戦場となった耕作地はぬかるんで人馬は足を取られたとも言います。
主人公は、主戦場の手前で下馬し前線に向かっている・・・という状況を想定し、地面はぬかるんではいないものの、通り過ぎた嵐で湿り、濡れ落ち葉が・・・という状態を再現したいと思います。
1.地面の造形
マスキングした飾り台に、エポキシパテ(マジックスカルプ)を盛りつけて地面を形成します。
スパチュラで大まかに形を作り、使い古しの歯ブラシで叩いて仕上げています。作業工程としては、鉄板ですね。アクセントにブリックタイルの破片を埋め込みました。
飾り台に開けたフィギュアの心棒を差し込む穴をふさがない様に、金属の棒を差し込んでおきます。
2.サーフェイサー
サーフェイサーを吹きます。
吹かなくても良いのですが、吹いた方が仕上がりの状態が分かり易いですし、ブリックタイルの目留めにもなります。
塗料の載りも良いですしね。
3.下地塗装
地面の色を塗ります。
サクサクっと塗って・・・という訳にもいかず、相変わらず試行錯誤に右往左往。
アジンコートの地面の色をネットで色々検索したのですが、古戦場の土の色は黄土色だったりしても、他の場所の土の色はもっと黒かったりして・・・むむむ。
結局、何となく無難な色に成ってしまいました・・・ちょほほ。
4.濡れ落ち葉&下草の接着
風に飛ばされ雨に濡れ、地面にへばりついた濡れ落ち葉を、地面にまきます。
前回作った落ち葉を、瞬間接着剤を付けて、ピンセットと爪を使って、地面にギュッギュッと押しつける様に接着します。
何故、瞬間接着剤を使ったかというと、手早くへばりついた様に接着出来る事と、後から塗装を加える際に水分に犯されない、という理由からです。試しに、シタデルの木工用ボンドを使ったのですが、接着剤が固まる前に葉っぱが浮いてきてしまうのと(その間、抑えておかなければならない)、塗料の水分に反応してしまうので上手くいきませんでした。乾いたら耐水性になるっていうから買ったのに!嘘つき!!
(-_-メ)
アクセントに、鉄道模型用のターフ(着色したスポンジの粉)を瞬間接着剤で接着して、下草ともコケとも呼べる様な草を再現してみました。
5.仕上げ塗装
ウォッシングをして、濡れ落ち葉を地面になじませます。
ターフにも平筆で表面をチョイチョイ・・・と、なでる様に塗料を載せて、枯れた感じを出してみました。秋っぽくなったかな?
6.落ち葉&枯れ枝の接着
最後に濡れた落ち葉以外の物を接着して仕上げです。
枯れ枝や、その他の物は、色々なハーブをブレンドしたティーパクの中身から、適当な形状の物を選んで接着。
落ち葉は、濡れ落ち葉と同じ物を、フンワリと接着。
接着剤には、瞬間接着剤とマットメディウムを使っています。
瞬間接着剤だと、はみ出した部分などが白くなったり、ツヤが出てしまいますが、マッドメディウムを塗ったり、薄めた塗料でウォッシングすれば目立たなくなりました。
地面が出来たので、フィギュア本体を接着し、全体をなじませて(汚れ塗装などを加えたり、色調補正をしたりして)完成です。やれやれ。
by redsoldiers
| 2012-10-28 15:23
| フィギュア製作
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