人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マイケル・ムーアコック&ディープ・フィックス / ニュー・ワールズ・フェア


 ファンタジー畑の人間ならば「エルリック・サーガ」をはじめとする「エターナルチャンピオン」シリーズで名をはせたファンタジー作家としての顔を思い描き、SF畑の人間からは「ニューウェイブSF」の旗手たる雑誌『New Worlds』の編集長としての顔を思い描くだろうマイクル・ムアコック御大。
 その御大のもう一つの顔が、ミュージシャンとしての顔なのだ。

 イギリスのサイケロックバンド「ホークウィンド」との関わりや、米国のブルーオイスター・カルトに歌詞を提供している事は知っていたが、自分がバンドを組んでレコードまで出していたとは知らなかった(・・・ってか、多分忘れていた)。
 今回、久しぶりにコルムさんのフィギュアを塗った事で、色々調べていたら、紙ジャケ仕様で日本盤が出ている事を知り、早速注文してしまった。

 帯タタキに書かれているとおり、何処かサイケで、プログレっぽくもあり、カントリー風味も加味されたロック・・・まぁ、いかにも'70年代のブリティッシュ・ロックってヤツですね。

ニュー・ワールズ・フェア(紙ジャケット仕様)

マイケル・ムーアコック / Arcangelo


 '70年代のロックって、どこかサイケでスペーシー、ヒロイックファンタジーもモチーフに加えて・・・と、実に七色な感じ。こういう世界観は、ドラックも、SFも、ヒロイックファンタジーも別々のジャンル、世界と捉えている'80年代以降の人間にはピンと来ないのだが、『指輪物語』にヒッピー達が夢中に成った様に、この時代は同居していた(らしい)。
 そう考えると、ムアコック御大のSF作家で、ファンタジー作家で、ロックミュージシャンという姿は、'70年代のイギリス人アーティストとしては、真っ当(?)なんだろうな。
by redsoldiers | 2011-08-06 20:06 | 音楽 | Comments(0)

歴史軍装研究と模型製作の狭間に


by redsoldiers
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31